珠洲はやさしや 人までも・・

昨日、珠洲で大きな地震があった。
昨年の6月の地震も大きかったけど、今回のほうがもう少し大きな地震だったみたい。
携帯に「能登大丈夫?」という心配メールをたくさんいただいた。
隣のおばあちゃんからショートメールがきて、「久しぶりに大きな揺れだったけど、お家は大丈夫です」
とのこと。能登はやさしや土までも、というけど、ひともやさしい。

能登の天真庵は、志賀町。ヤセの断崖、という松本清張の「ゼロの焦点」の舞台に
なったところの近くにある。あまり大きな声で言えないけど(ブログで大きな声はだせんばってん)、
その小説のおかげで自殺の名所になった。自殺をする人は、駐車場に入れる時に、切り替えをせず、
頭から入れて駐車する人が多いらしい。だから前を通るたびに、頭が海(がけ)側を向いていると、パブロフの犬よろしく、
「あ、よかった」と思う。いろいろ生きにくい世の中になってきたけど、せっかく奇跡的に生まれてきて、生かされて
いるのだから、わざわざ車で能登まで走ってくる元気を前向きに使ってほしい、と思う。

今月は、梅茶翁の梅林の雑草取りがある。昨日梅茶翁から「UFOといっしょにきてください」
と、能登珪藻土焙煎器の注文があった後、地震があった。梅茶翁のある能登町も、震度5強の
揺れだった。昨日の夜の地震の震源地は、まさに珪藻土の会社付近。UFOのふるさと。
昨年の地震で窯が崩壊して、クラウドファンディングなどで資金をあつめ、やっと今年になって
新しい窯ができたばかり。肉を焼いても、魚や野菜を焼いても、「能登珪藻土の切り出し七輪」
を使うと、似て非なる「美味」が味わえる。ガスや電気が当たり前の前の時代は、七輪が台所の中心にすわり、
居間には、必ず囲炉裏があって、暖をとったり、煮炊きの場所だったりした。
なんでもチンすりゃいい、という時代になったけど、犬じゃないんじゃけん、一度、七輪でバーベキュウー
などをやっては如何?「日本人に生まれてよかった」と思うことなく、死んでいくのはもったいないと思う。

今日明日は12時から16時まで営業。
その後は「UFO焙煎教室」と「そば打ち教室」
月曜から「能登休み」なので、卵かけごはんはお休み。