怪しげな郵便物

見知らぬ人から、毎日UFOの注文がくるようになった。
箱につめて、中身を「UFO」と書いて発送している。
受け取る人が、本人だったらいいけど、何も聞いていない家族が
「UFO」と書かれた郵便物を受け取ったり、本人が家にいない場合、帰ってくるまで
どこに、どんな気持ちで置くのだろうか?などと考えたら、少し不安になった。
久保さんから新しいUFOがどさっと届いた。箱にUFOのイレストが書いてあって、中身のところには「陶器」
となっていた。「そうか、UFOは陶器なんだ」と頷いた。便器も陶器。TOTOは、東洋陶器からできたロゴだ。

うちのHPの注文フォームから注文すると、「銀行」と「郵便局」のふたつを選択できるようにしていた。
地方にいる人なら圧倒的に郵便局だろうが、都会は銀行(三菱)のほうが便利みたい。
高い商品もあるし(UFOも定価は一億)、「振り込み確認後に発送します」となっている。
ここで問題が生じた。能登にいる10日の間、銀行の振込があった場合・・・・一番近い銀行まで
車で一時間はかかる。もっとも、最寄りの駅(羽咋駅)までも、車で1時間。
東京に住んでいると、「なんでもある」ことになれっこになっている。でもよくよく考えてみると
「なんでもあるけどなんにもない」ような気持ちになることも多い。

そんなわけで、昨日から「銀行振り込み」をやめました。「郵便局」だけ。
そのうちコンポをしたり、発送の準備をする体力がなくなるかもしれない。
その時は、「能登までとりにきてください」になるかもなんばん。
最近は「なにもきめない」を信条にしている。いろんな先のことを忖度したり、考えても
答えがでないことが多い。藤井君みたいに、集中して100手先のことを考える能力など
もともと持ち合わせていないので、ものごとを短絡的に、かつ簡単にするようになってきた。
そして余計な心配ごとは、「すぐにわすれる」ことにしている。

今日明日は12時から16時まで営業。明日の営業が終わってから能登に出発。
畑も梅林も雑草が元気になる季節を迎えた。田舎には「お金にならない仕事」がやまんごとある。
でも都会と違って、そんな仕事が「生きてる」を実感させてくれる。
今朝能登の宿泊施設さんから「ほぼぶらじる2kお願いメール」が届いた。
「明後日から能登なので、焙煎してお持ちします」と返事した。
今回は田植えの準備もある。IT時代に比べて、お金の収入は、かなり目減りしているけど、
「こころのゆとりの収入」は、いつも満額定期いっぱい状態だ。

「時間がない」「お金がない」「〇〇がない」・・・みな錯覚ちゃう?。必要なものは、必要な時、
神様がタダで貸してくれる。必要でなくなったら返せばいいけど、そこで「自分のものだ」みたいに
執着すると、「ないないずくし」になってしまう。天地自然の理って、「かんそ」だ。感謝。