うんこくさい

昨日の天気予報は、朝から傘マーク。
6時半くらいに、近くのコンビニに朝刊を買いにいく。
能登では、車で15分のところに一番近いコンビニ。だから新聞は
その近くにある町営の温泉にいき、260円(65歳からの特権)で温泉に入った後、
100円の黒酢ジュースを飲みながら、北國新聞と中日新聞を読む。

そんなことを思いながら、新聞を買って帰ろうとすると、おかまのMくんが、
チャリンコにのってやってきて、「あーら にいさん珍しいわね!世間で『あの店(天真庵)は、いつも閉まっているし、夜もやってないし、
ショーウィンドーにはUFOとか、隕石とか飾っていて、まるでオカルトカフェだわ』なんていってるわよ、まったく」
と朝から歯に衣をきせぬ口調でまくしたてる。
「そんなに評判かい?それはありがたいこっちゃね~!」とかわしながら、近くをふたりでフラフラ散歩。

Mくんは、きらきら商店街の裏路地の長屋に住んでいる。ので、朝のキラキラ商店街を歩いていると、
「はとや」という老舗のコッペパン屋を改装して、若い男の子が朝から「モーニング」をやっているお店の前へ・・。
「ねえ モーニング食べていかない?」とM。「金もってるの?」と質問すると、「にいさんがもってるので大丈夫」
といつもの調子。
カウンターに並んで座って、「アンバター」のコッペパンと珈琲を二人分注文した。ふたりで700円。
「一回入ってみたかったの・・・」とM。
「モーニングが350円だから、いつでもこれるじゃん」と言うと、
「私には高級店」といって屈託なく笑う。

しばらく談論風発していくにつれ、Mくんのテンションが佳境を迎え、「先週、ヤフオクで
『うんこくさい』の抹茶茶わんを買ったわよ」と叫んだ。カウンターには、おばあちゃんと娘さんとおぼしき二人が
モーニングを食べている。その場にはNGの言葉。「バカ、本名をいえ!上田?なんか、そんな名前の陶芸家だったろう?」
というと、「そうそう、そんな名前だったわね」とコソコソ声で笑う。
「いくらで落とした」と聞くと、「安かったの。3万円ちょっと」とのこと。(確かにそれは安い)
「長屋の貧乏暮らし」と自称しているわりに、相変わらず、掛け軸とか、骨董に目がない。

さっき、その陶芸家の本名を調べようと、「うんこくさい 陶芸家」といれて検索すると、何年か前に書いた
ぼくのブログがでてきた(笑) しかもそこにも雲谷斎愚朗(うんこくさい・ぐろう)としか書かれていなかった。
朝から、TPOを逸脱した「うんこくさい話」だけど、昨今の「キナくさい話」よりは、笑える話かな?感謝!

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