味噌つくりの季節

ついこないだまで、年末年始の挨拶をしたり、お雑煮やお屠蘇気分にひたっていたけど、
天真庵の一大行事、菌活(味噌つくり)が始まる。ここんところ100人以上が参加。
これまで参加した人たちに、メールをおくり、返事がきた参加希望者のスケジュールつくり
が始まった。隠居、悠々自適の老後、のんびりの田舎暮らしとは、真逆の毎日。

やることの 山んごとありて 日が暮れる

梅仕事、田んぼ、カフェ・・・能登のコンシャルジュよろしく、少し先輩移住者の
「梅茶翁」の三輪福さんが、打ち合わせをかねて、泊まりにこられた。
一昨年あたりから、突然、売れはじめた「アイピローさま」(稼ぎ頭なので、昨年から『さま』がつく)も
年初から好調なすべりだし。コロナで、心身ともに疲れ、眠れない人が大勢して、そんな人たちの悩みを
解決する商品なので、お客さんのほうこそ「さまさま」みたいだ。天真庵もお手伝いしているので、
忙しくなり、能登の家も、アイピローの中に入れるラベンダーの香りに包まれる。隕石粉も入っているので、
どうも「思いが現実になる」スピードも時代とともに早くなっている感もある。
「わかるひとにはわかる わからないひとにはわからない」という言葉そのものの「不思議な商品」だ。

近く(といっても車で15分から20分)のところにある富来(とぎ)の「おでんや」で、待ち合わせ。
売茶翁からだと車で約1時間。筆子さんも、三輪福さんも、運転なので、ノンアルコールビールで
「乾杯」。先月10日のブログ「おでん 熱燗 昔のおんな」で紹介したお店だ。
ぼくだけ酒を飲むので、ふたりにノンアルコールビールをお酌させてもらい、地酒を燗にしてもらい、手酌でちびりちびり飲(や)る。
カウンターの端っこのホワイトボードに、「ふくらぎの刺身」とあったので、おばちゃんに注文する。
ブリの若ものを、能登では「ふくらぎ」といい、福来魚と書く。富が来る街で、福が来るような、今年の
縁起まるごとOK牧場みたいな宴会だ。

門前、という禅の町も近いこともあり、能登の「豆腐」はとびきり美味い。だから厚揚げとか、がんもも美味い。
したがって、「おでん」はめちゃくちゃ美味い。そして能登杜氏がつくる地酒も美味い。
先月「ほぼぶらじる」を渡した板金屋のおじいちゃんに、「お返し」といわれ、自作(麹まで)の味噌、白菜、大根・・
など紙袋いっぱいの土産をいただく。

そんな「おでん自慢」を東京でしていたら、かっぽれ女子たちが「いきた~い」といいだしたので、来週は
東京から3人娘が、飛行機で能登空港にやってくる。
おでんやのおばちゃん(75歳)が「東京には、もっとおいしいおでんやがあるやろうに・・」
と謙遜するけど、東京では食べたことがないレベルの「おでん」なのだ。
みんなで「湖月館」に泊まり雑魚寝する。家族みたいな「かっぽれ女子」。感謝。

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