能登やすみ 20日(金)まで

毎月のことだけど、明日から20日(金)まで能登休み。
年末の年越しそばも、終わりホッと一息。まだまだ元気にそばが打てるけど、
流行り病がまた勢いを増しているので、心配していた。自分はともかく、お客さま
の家族の「年越しそば」が、カップラーメンとか、そのような代打になるのは心苦しいので、
毎年この季節は、持薬の酒の量を増やして養生している。

今月の末からは、恒例の「菌活の会」(味噌つくり)が始まる。コロナ禍で、人数が減るかと思いきや、
反対で、毎年100人を超える婚活、もとい、菌活娘(男子も1割くらい)が、手前味噌をつくりにやってこられる。
物価高や気候の変化で、魚や野菜などの収穫高が不安定な時代が続く。今年も九州では、大豆の収穫がいまいちだ。
東京から移住して自然農で大豆をつくっている彼らの「たつき」が心配になってくる。
同じく、東京から能登へ移住した農家さんに、大豆を発注した。例年なら、車でとりにいくのがならわしになって
いたけど、今回は「雪」が心配なので発送してもらうことにした。
お米もそばも、珈琲も、大豆もそうだけど、「粒々皆辛苦の一粒」で、いろいろな人の手間とかまごごろが
こもっている。食糧難な時代を迎える前に、そんなことを自覚する時代でもある。「お金」で解決つく問題ではない。

今回は、「小さな引っ越し」みたいな感じで、引っ越しのサカイにお願いして、箪笥とか書棚などを運んで
もらっている。東京に暮らしていると「当たり前」で、気づかないけど、半島まで荷物を運ぶ、というのは
容易なことではない。
もうひとつ、商社から特別に譲ってもらった「イエメンのモカマタリ」が一袋(30K)が能登に届く。
珈琲袋は30kなので、普通の宅急便では無理なので、やはり「小さな引っ越し」みたいに業者さんがバトンタッチしながら、
さいはての半島まで運んでくださる。日程の指定も「あばうと、何日から何日」という感じ。
昨日、その配達の人から電話。なつかしい能登弁で、「珈琲豆が届きまして、10日の午前中に届けようと思って
いますが、天気も心配でぇ(ここんところを少し、でー、とのばし、最後にぇを半オクターブあげる)、もしかしたら
午後になるかもしれません・・」。「その日は一日いますから、どうぞ適当なころお願いします」と答えた。

箪笥なども楽しみだけど、この「モカマタリ」を、はやく珪藻土焙煎器UFOで、焙煎したいと思う。
「UFO焙煎 友の会」(会長 赤須翔)の人たちには、今月末から、この豆を販売いたします。
ウクライナとも関係の深いイエメンは政情や気候などの関係もあり、この一年「マタリ」が日本にはいってこない。
珈琲をおいしくいただける時は、平和な時なのだ。
「平和」という言葉がいらないくらい、平和で平穏な時代が続いてもらいたいと思う今日このごろ。感謝。

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