大分の杵築(きつき)にこの世とは思えないような不思議の森がある。
3年前に、親父の墓参りに延岡に行き、帰りに国東半島(くにさき)のお寺の蕎麦屋で
ある女性と知り合いになった。運悪く、その蕎麦屋は定休日で、その女性の案内で、素敵な
レストランで食事をすることになり、「初めまして」からの会話の中で「なぜ、休みの蕎麦屋にいたのですか?」と質問したら、
「カテリーナ音楽研究所という古楽器をつくることを家族でやっていて、子供たちが楽器をつくり、音楽を奏で、CDを
つくって、それを蕎麦屋さんが営業中にかけてくれて、追加のCDを納品してきました」とそんな話だった。
「蕎麦屋でかかる音楽か~」と思った。
不思議で無駄のない縁を感じて、「そのCD一枚ください」といって、その場で買わせてもらった。
「カナタ」・・・今でも天真庵のオープニングは、そのCDが定番になっている。
「baobab カナタ」で検索すると、聴けるんじゃないかな~ 不思議な森の動画も。。 気にいったら買ってください。3年毎日聴いてもあきない。15年間、いろいろなライブをやってきたけど、彼らの音楽は、なんか異次元のものを感じる。
その流れで、食事の後に、不思議の森まで行ってしまい、「ほぼブラジル」を飲みながら談論風発。
自画自賛でないけど、あれほど自分の珈琲の美味さを感じたことは、後にも先にもない。
「カテリーナ古楽器研究所」で検索すると、HPがある。写真を見るだけで、空気感が伝わっている。
今、NHKFMで、ピータバルカンさんの声が聞こえているのだが、彼との対談の写真も載っている。
今日、彼らのコンサートが青山である。
朝からウキウキしている。人生には、不思議な邂逅というのがあるもんだな、と彼らのCDを聴くたびに思う。