インスタ映えする景色やけど・・・

日曜日の夕方東京を出発して能登を目指す。
東京はまだ10度以上の温度だったけど、仮眠する佐久平のパーキング
の温度は0度。信州の山はすっかり冬景色だ。
そこから妙高高原までは雪が深いところ。来月はきっと冬タイヤが必要。
もっとも、先月からスタッドレスタイヤに履き替えているけど・・

先月は、三段締め、紅葉の山の頂に雪の冠、という景色を味わえた。
今回は、山の中腹から上は雪景色、下半分が樹氷というモノクロのグラデーションの
景色を味わえた。どちらもインスタ映えする景色だけど、車の中から撮るのは難しいし、
もとより、写真より自分の目で愛でるタイプなので、横で運転しながら「写真撮って」という
筆子さんの言葉を、耳が遠くなった老人のフリして、無視。

氷見のクロネコに寄って、東京の喫茶店から頼まれた珈琲豆を発送。そこから5分の「すしのや」
という、「はやい やすい うまい」の牛丼みたいな店で、寿司をつまむ。
「朝どれ三種」「氷見三種」「地物三種」「氷見ブリ三種」・・・一貫づつ3貫が一皿にのり、300円から700円。
氷見牛、のどぐろ、マグロ・・・・そんなゲテモノ高級魚(ひとつは牛)、は興味がなく、イワシとアジ
あたりの光もの、タコなどがあれば、3合は飲めるタイプ。いつもふたりで食べて4000円
いかない。まさに「はやい やすい うまい」寿司屋だ。

そして、能登の家の近くにある「ますほの湯」にいく。
町営の温泉で、65歳以上は260円。(一般は460円)。
家には、立派な風呂があり、石油ボイラーを修理したら、いつでも風呂に入れるけど、
260円で、温泉に入り、地元紙を読み、希望であれば、運動器具などを常備(誰も使っていない・笑)している
ここにきたほうが、いいことづくめだ。移住する条件に「日帰り温泉が近くにある」は大事なポイント。

駐車場には、「田舎のベンツ」である軽トラがいっぱい。じいちゃんもばあちゃんも、ゲタ代わりに
これを運転してやってくる。
脱衣所や、湯舟での話もシルバー川柳さながらで、ときどき吹き出しそうになる。昨日の湯舟・・

「やっと、運転免許が更新された。だんだん、運転がむずかしくなるの~」とあるじいちゃんがいうと、
「ほんと、『年寄は運転するな』ような感じやな」とあるじいちゃん。すると傍らにいる3人目のじいちゃんが、
「最近、スピードがだせなくなり、初心者なんかにブーブー鳴らされるの腹たつな。」というと、最初のじいちゃんが
「日本刀をもって、脅したろうか思うことがあるわ」・・にみんながカカと大笑い。なかなか漁師町の男たちは、気持ちは若いし、男気?にあふれている。
都会にいる一般的な年寄は「昔自慢」「孫自慢」「薬自慢」「病院自慢」ばかりで、聞いていても辟易する。
こちらのじいちゃんたちは、毎朝伝馬船にのって、魚を釣り、田畑をやり、若者にパッシングされながらも、自分の
力で生きている。数字とか言葉の「くくり」で、高齢化社会、限界集落などを語ると、暗い未来しかないばってん、
少し見方をかえ、元気な仲間を味方にすると、けっこう日本の未来は「ゆたか」だ。感謝。

インスタばえ 新種のハエかと 孫に聞く(シルバー川柳集より)