昨日は、「UFO焙煎教室」。ちょうど注文した豆が届いたので、
「キリマンジャロ」をUFOで焙煎した。コンテストで金賞をとった実績のある豆。
一般的に「酸味」は、豆を焙煎して日にちがたつとでてくるので、忌み嫌われる
味だが、酒もワインも同じように、「邪魔をしない酸味。新鮮な酸味」というのが
美味い、という中に必須なものでもある。いいキリマンジャロは、そんな「無駄のない酸味」
が特徴だ。焙煎歴3年のベテラン女子ロースターも、「美味い」といって、生豆を買っていかれた。
教室が終わった後、イルフィオレットにいっしょにいき、カレーを食べながら反省会。
「ほぼぶらじる」は、ブラジルを中心に、コロンビア、ガテマラ、の三種に、「もう一二種類」
の豆をブレンドしている。モカとかキリマンをいれたりすることが多い。
ここのところの円安と原油高のおかげで、珈琲豆の値段が滅茶苦茶あがっている。
「美味しい珈琲を安く、しかも無駄なく飲もう」という人は、ぜひ家庭でUFOを使って
焙煎してほしい。かなり家計の負担を和らげるのではなかろうかしらん・・
お店をやっている人も、「自家焙煎」にすると、珈琲の味も美味くなるし、原価も下げられて
一石二鳥やと思う。個人店であろうが、零細企業であろうが「世界の動き」の中で自分の立ち位置を
しっかり見ておかないと、生き残れないような時代を迎えているように思う。
さきほど、珈琲のお弟子様からメールがきて「日本がスペインに勝った」ことを知る。先月の焙煎塾で、UFOと生豆などを
買っていったが、すこし「つけ」があるらしく、今週末に払いにくる、という文面に、サッカーの話が
一行。今朝は5時におき、元気に蕎麦打ちや焙煎をしていたけど、ラジオのニュースは聞かず、昨日きた
バッハを聴いていた。半年前に注文していた「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ&パルティータ」を、マッツ・ベリストレム
がギターで独奏するCD。これも円安の影響で、輸入盤で2枚組で6000円ちょい。高かったけど、昨日からずっと聴いている。
音楽家たちも、「楽譜が倍以上の値段になった」とぼやきの声も聞く。
今朝は東京も冬らしくなり、炭火を起こし、ペレットストーブもつけて、仕事。
お気に入りの音楽を聴きながら、煎りたての珈琲を飲む。
この至福の時間が「生きている」を痛感させてくれる。
今日は18時まで営業。明日明後日は16時まで。その後しばらく「能登休み」。
先月刈った稲の脱穀など、年末の田舎仕事が待っている。感謝。