UFOの相棒が飛んできた。未来の珈琲グッズ。

水曜日、「UFOを使って、焙煎がしたい」というそばのお弟子さまが、わざわざ巣鴨から
「UFO焙煎教室」にきた。午前中に、歯医者の予約が入っていたのを午後に変更してもらい、
マンツーマンで、じっくり教えた。
60gの生豆が5分で爆ぜる、というすぐれたものが、偶然能登の地震の翌日に「ちゃねって」、
久保さんに地震被害の現場の珪藻土をおくって、つくってもらったものだ。
「クラウドファンディングの返礼がわりにでもなれば、いいや~」と、気楽に考えていたけど、
けっこう、嫁ぎはじめた。能登でも「UFO教室」が始まり、今月さっそくふたりの若い女子が
習いにきた。(せっかく能登にくるなら、タコ釣りや、野良仕事のほうがおもしろいのに・・と思うばってん)

ちょうど、ニハゼ(業界用語・・・4分くらいに、ポップコーンみたいに、ポンという音がして爆(は)ぜる(イチハゼ)、
その後2分くらいすると、またピチピチと連続音で爆ぜる(ニハゼ))
の時に、クロネコちゃんがやってきた。陶芸家の久保さんからだ。
中に、すり鉢とすり棒が入っていた。今どきの若い陶芸家は、一般に流通されている「土」と「釉薬」
をつかって作陶するひとが多い。久保さんは、土を掘り、石をすり鉢(乳鉢)とすり棒(乳棒)で砕いてつくる。
いわゆる桃山時代から連綿と続くやり方で、「器」をつくっている。そのふたつの「乳」を、珪藻土を
まぜた土でつくったら、珈琲のミルとして、ベツモンになった。

さっそく、焼きあがった珈琲豆の60g(できあがりは50gになる)の半分の25gを、ガリガリやってみた。
わずか5分で、粗びきになる。それをハンドドリップ。
ここから先は、筆舌を超えた世界やった。先日の女性の「いままで飲んだ珈琲はなんだった?」という感じだ。

昨日は、錦糸町を徘徊していたら、オリナスのとこで、すみだ珈琲の店主とチャリンコですれ違った。
「こないだお店にいったら、能登休みでした」と笑っている。「UFOの弟子になりたい?」
と問うと、手を振って、わははははは・・と笑い、「珈琲を飲みにですよ」という。
「ちょうどよかった。こんどきたら『UFOの相棒で珈琲淹れるわ』」というと、
「・・UFOの相棒?いろいろ次から次へ、いろんなものができますね」と呆れた顔をしていた。
本店と、パルコの中にお店を持つ、トレンディーな珈琲屋さんだ。ときどき、お店の前を
通ると中から手を振ってくれたり、通りの向こうから「元気ですか~」とか声をかえたりしてくれるので、
「ポン引きにあった通行人」みたいな顔して、お店に入って珈琲を飲んだりする。
縄文ドリポットも、でてすぐに買ってくれたので、「UFO」と「UFOの相棒」も、近々買って
くれるかもなんばん。すると、またお店ができて「すみだ・・」以外にもお店が広がりそう。感謝。

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