もうろくする前に、ほうろくを使い珈琲を・・・

アンオフィシャルに、「水の勉強会」をやった。
先生が藤沢から、藤沢の水道水を汲んでペットボトルに入れてもってきた。
それに、とある検査液を入れると、塩素と化学反応をおこして、紅茶のようになる。
全国津々浦々の水道水の現状。「東京水も実験しましょう。浄水器でない普通の水道水を
汲んでください」というので、洗い場の東京水を透明のコップにいれ、同じ要領で検査液を入れた。
まったく、透明で変化しない。先生が「え、これほんとうに東京の水道水?」というので、蛇口を
みたら、小さな「元気シール」がはられていた。TQにも詳しい先生が「やっぱり元気シールはすごいな~」
と感心していたけど、二階の手洗い場の「水道水」を再度汲んで検査液を垂らすと、立派な紅茶色した
水になった。おかげで、定休日なのに「元気シール」が売れた(笑)

大手からだされている「〇〇の天然水」というのも、実験してみた。みんな「おーい 紅茶」のようになる。
私たちの体の70%が水。どんな水を選んだらいいか、「お金」の問題も大きいけど、「健康」を軸に
考えてみると、まじめに考えるべきテーマである。くわえて、中国人が日本の水源をお金でおさえつつある。
というより、かなりおさえられているらしい。山紫水明で、瑞穂(みずほ)の国といわれたわが国が危うい
状況にある。安全な「水」と「空気」を買う時代がやってきそうだ。

昨日は「焙煎教室」。前日、久保さんから「焙烙」(ほうろく)がおくられてきた。お茶を焙(ほお)じたり、
ごまを煎るのに使われてきたもの。ほとんど最近の便利な暮らし?の中では使われることもなく、
絶滅危惧種のごとぎだ。天真庵の焙煎教室では、一日目は必ず焙烙焙煎で、「迷ったら、フナ釣りにもどれ」の釣り師の格言のように、
ときどき「焙烙で焙煎」をし、卒業生たちも家では焙烙焙煎をしている人が多い。
今回の焙烙は、なんと「能登の珪藻土」を練りこんでつくってもらった。60gの生豆をいれ、煎る。
そうすると、わずか8分くらいで、パチパチと一爆(は)ぜ、火力を弱くし、2分くらいすると二爆ぜがきて、
10分ちょっとで、48グラム(水分が2割減る)の珈琲ができあがる。
朝、インスタト珈琲を淹れる余裕も、インスタントラーメンを待つ3分を「長い」と感じているヒトには
そんなユトリはないかもしれない。でも「時間」というのは、もともとこの世には存在せず、その人が勝手
にきめている、という説がある。「朝の珈琲時間」をもてる人と、もてない人の差は、「もてる男(女)」
と「もてない男(女)」以上に、人生の価値がかわってくるようにも思ったりする。
「もうろくする前に、ほうろく」で人生をユタカにしませんか?

昨日は、3種類(形・口の大きさ、取っ手の角度など)の「ほうろく」でブラジルを焙煎した。
今朝は、5時から蕎麦を打って、さきほど、コロンビアをほうろく焙煎し、「能登の霊水」で
珈琲を淹れ、ブログを書きながら飲んでいる。
今朝の新聞の一面で「秋は、いろいろ値上げ」のニュース。円も140円。あいかわらず、自民党は統一教会とズブズブ・・・
時を憂いてもキリがないので、「いいことだけを考えて」生きていきたいと思う。そんな「一息つく」時には、なんといって
も「一杯の珈琲」が不可欠だ。