あわびとり名人

今日も天気がいいので、朝起きて、燃えるゴミをだし、てくてく海にいく。
あわびとり名人の船の近くに竿をだしたら、いいカタチのタコがタコヤンに
だきついた。このタコがハグをする瞬間が、ドキドキでたまらない。
少し大きいので、すぐに海底の石に8本の足の吸盤をへばりつく。

最初は、無理やりそれを力であげようとしていた。ときどき、タコやんの針に、タコの足の
身だけがついて、逃げられるくやしさを何度も味わった。
今は、そんな時は、糸をゆるませ、タコが安心して泳ぎだす瞬間に竿をあげる。
それを見ていたあわびとりの名人が、「ユーゴスラビアでも、あんたと同じような釣りをする釣り人を
みたことがあるよ」といって、笑った。
能登では「タコすかし」という伝統的なタコ漁がある。そんな伝統を無視して、新参者のぼくが、
タコやんでタコを釣っているのがおもしろいらしい。

その後、名人は沖に向かって船を走らせ、素潜りであわびをとっていた。
「金沢の寿司がうまい」といわれる。名にしおう寿司屋や料理屋では、「能登前」
を使う店が多い。なかでも、彼がとるあわびはぴっぱりだこで、タコの足元にも
及ばぬ高値で売買される。プロの漁師。

かえってきた伝馬船からおりたじいちゃんが「小さいけど、どうそ」
といって、釣りたてのアオリイカを2尾くれた。お返しに、「ホボブラジル」を
冷やしたペットボトル。「これが最高!」とじいちゃんが笑った。

海岸に落ちている瓦のかけらを拾って、畑の前の小屋の雨水を集める壷の中に入れた。
中には隕石の粉でつくった「うめ星」と、TQ処理された酵素水を5滴いれてある。
そこに瓦のかけらを入れると、未来永劫、その雨水が、「植物にとっていい水」になる。
全国で自然農をやっている人たちに、静かに広がっているらしく、昨日も銀座の隕石屋さん
から大量の注文をもろうた。「宇宙農法?」・・・いろいろ不思議なものが優美に
伝わりだした。近所の人には、この農法のことは、まだ話していないが・・・

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