高速道路のパーキングで素敵なオートキャンプ?

なんとなく、夏も逝く・・という感じだったけど、昨日今日は暑い。
昨日は、妙高高原のパーキングに泊まった。いつもは、松代あたりで車中泊。
そこの食堂は、昔は「朝定」にサバの塩焼き定食があった。コロナになって
利用者も少なくなり、朝定がなくなり。ご当地定番の「朝そば」がメインになった。
東京で、毎日のようにそばを食う身としては、朝から「いきなり蕎麦」というのは閉口するので、
新井まで走って、道の駅あらいの近くの「すきや」で、朝定を食べるようになった。
「でも何かが違う・・・」と思っていた。

先月、その妙高高原のパーキングにいったら、木立の中に駐車スペースがあって、そこに
キャンピングカーがとまっていて、素敵な老夫婦が、まるで自分ちの庭で、くつろぐように、
キャンプ用のバーナーに、お湯をわかして、シェラカップに珈琲を淹れて、風雅に朝食を楽しんでおられた。
「これだ」と思い、今回は妙高まで足をのばし、ナイトキャップの「遊穂」を飲みながら、車中泊。すっかり鈴虫たちの
声も秋本番。満点の星が夜空で踊っているようだ。久しぶりに流れ星を見た。

朝は野鳥の声で目が覚める。さっそく、「能登珪藻土ごうろく」で焙煎。今回は、カセットコンロで
ブラジルを焼いて、ポーレックスのミルでガリガリやって、珈琲を淹れた。犬を連れて旅をしてる松本ナンバーの車
から、シャパードを連れた老夫婦が「あ~いい香り」と叫んだので、紙コップでおすそ分け。
高原の高級リゾートホテルにでも泊まった気分になる。「ほうろく」で焼いた珈琲の香りが、高原の空気に
いっぱい吸収されるような感覚。

具え付きの(くぬぎの木の下)で、前日炊いた「かしわめし」を食べる。
加薬には、いつもは、かしわ、にんじん、ごぼう、こんにゃくなどを刻んで炊くのだが、
冷蔵庫のあまりもん、かしわ、ごぼう、にんじん、能登のシイタケ、でやった。
白身の魚を食べると日本酒が飲みたくなるように、ぼくたち九州人は、かしわめしを食べると、
小倉駅のホームの「うどん」を食べたくなる。

道の駅「ころ柿の里」の横の温泉に浸かり、能登の家に無事到着。
先週の雨で、うちからすぐの「ヤセの断崖」の道は、通行止めになっている。
今回は、輪島や珠洲にいったり、梅茶翁へいく時も、迂回する必要がうまれた。
「いつもと違う道」や「まわり道」もまた景色もかわり、新しい出会いがあったりしていいもんだ。感謝。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です