無人島にいくとしたら、もっていきたい一冊に「歎異抄」
という、そんな広告コピーがあった。
田舎暮らしをする人の一冊をあげるとしたら、「土を喰らう日々」ではなかろうか?
ネットで検索すると、
土を喰ふ日々 わが精進十二ヶ月』、『土を喰う日々-わが精進十二ヵ月-』(つちをくらうひび わがしょうじんじゅうにかげつ)は、作家である水上勉によるエッセイ。婦人雑誌『ミセス』(文化出版局)1978年1月号から12月号まで連載 され、同年12月7日に刊行された。のちに1982年8月27日に新潮社から文庫化された。
とある。単行本ももっているけど、その新潮社の文庫本は、たぶん10冊以上買って、数えきれないくらい読み返した。
そして、縁ある人にさしあげた。
著者が福井から京都の妙心寺にいって、精進料理を学ぶ話や、寺を抜け出す話、典座の話、晩年軽井沢に住んで晴耕雨読を
する物語などが、つくりものではない、ホンモノの精進な生き方が綴られていて、今の時代のバイブルみたいな一冊だ。
こないだ氷見の本屋で、ひさしぶりに見つけ、買った。筆子さんが「え、また『土を・・』買うの?」とあきれていた。
その本の帯には、ジュリーの写真がのっていて、思わず樹木希林さんの♪ジュリー・・・よろしくジャケ買いみたいな感じ
。今年の11月に映画化され、ジュリーが主役に抜擢されたらしい。
81年に映画化された「魔界転生」で天草四郎を演じたものは見ていないけど、この秋の映画は見にいきたいと思う。
明日から8月。今日は危険な暑さになると、7時のラジオが叫んでいた。
異常気象で、作物のできが悪い。加えて戦争で、世界中の食糧危機がささやかれている。
これから将来は、年金暮らしが、隠居生活と同じく、死語になるかもなんばん。
明日をも知れない、くらい不安定な時代。死後に天国の土を耕す、もいいけど、生きて
いるうちに「土を喰らう日々」を、楽しく迎えられるひとがひとりでも増えれば、まだまだこの日本も
「不耕」から脱出できるのではないかしらん。
明日の朝は「卵かけごはん」 夏休みなので子供といっしょに「食育」をかねて、竈炊きのごはんを
食べにくる人が何組もいる。とても良いことやと思う。
マンション暮らしでも、「ベランダで竈炊きでごはん」が、始まると、イザの時にも役に立つし、いいけどね・・
政府もへんなもんに金をばらまくのをやめて、「ベランダで竈炊きごはんに助成金」でもだしたらどう?
よっぽど世界に向けて、平和な家庭のあり方をアピールできるんとちゃうかな。オカルト壷売りの片棒をかつぐより、
竈(かまど)の普及のほうがましやと思うけどな~。自民党改め「世界平和統一家庭連合党」にしたらいいかもなんばん。