杜人(もりびと)・・・いい映画だったばい!

先週の水曜日に、吉祥寺パルコの地下のアップリンクに、「杜人」を見に
いく予定だったけど、急用が入って一週間ずれた。旗日になり、電車も
吉祥寺の街も人でごったがえしていたが、来週は「能登」にいくので、あちらには、
映画館などないから、がんばって雑踏をかき分けかき分け、たどり着く。
東京ではじめて住んだとこが、荻窪だったので、隣街みたいな吉祥寺はまだメガネをかけずにでも、
なんとか徘徊できるとこ。「寡欲都市TOKYO」(原田曜平)を読んで、この街を歩き、この杜人
を見ると、「今」がよくわかる。

コンクリートや、環境の変化で、地震や台風や大雨などの被害が屋矢継ぎ早で、しかも戦争モードになり、ぼくたちの
日常に安穏という言葉が死語になるくらい、大変な時代を迎えている。もとはといえば、わらわれ人間の欲が、そうさせたんだろうけど・・
この映画は、そんな瀕死の大地を、風や水やイノシシなど、杜の主の気持ちになって、再生させる「環境再生医の庭師」・
矢野智徳さんの奮闘の日々をおいかけたものだ。
「なんの矛盾もない、素直なドキュメント映画」なので、東京の人は、吉祥寺・・・これから、いろいろな映画館で上映されるので、
ぜひ見てほしい映画。九州でも今後見れそう!

映画の中に、彼が生まれた海が見える植物園がでてくる。「あ、門司」だ、とすぐにわかった。昭和31年北九州生まれ。ぼくと同じだ。
今は、公立の「北九州市立白野江植物公園」になっているけど、彼の親父さんがつくった。北九州にひとつしかない植物園。動物園は到津(いとうず)動物園
というのが小倉にある。
写真家の藤原新也さん、漫画家の松本零士さんも門司生まれ。九州の最果て、門司港で電車が終わる。「その後、どうなるんだろう」
という空想の中で「銀河鉄道999」が生まれた。老後に住みたい街の一番が北九州市らしい。東京や大阪からフェリーがつくとこが門司港やし、
高倉健さんの最後の映画「あなたへ」でも、門司港のレトロな街がいい感じで紹介されている。

全国的に知られる「炭坑節」。福岡県人は、みな3番まで歌えるし、酒席ではみな踊れる。3番に門司がでてくるとばい。
向島で遊んでいたころ、まだかっぽれが身についていなかったので、佳境を迎えると、芸者さんとよく「炭坑節」を
踊ったもんだ。

♪あなたは 一体全体何処の人 (ア、ヨイヨイ) 
顔は福岡 目は久留米
足は長崎  手は肥前
心もじーもーじ(門司門司) 気は佐世保       
艶っぽいね(これはぼくの感想)

来週の月曜日から能登休み
能登に3日滞在し、大阪から門司港にフェリーで渡り、3年ぶりに北九州に里帰り。

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