ふるさと自慢

ゴールデンウィークが始まった。昨日は朝から☔だったので、比較的のんびりした一日やった。
近くに、コンピュータの学校と、千葉大学の建築デザイン?が近くにでき、昨年は自宅待機だった
若者たちも、最近は通うようになって、じいちゃんばあちゃんたちの徘徊する(ぼくもそのひとり)
うらぶれた十間橋に、若者が増えた。となりのトトロみたいに、となりのとなりに住んでいた伝説のジャズドラマーの
セシルモンローが「この十間橋通りは、ブルックリンみたいね」と口愚のように言っていたイメージになんとなく
近づいてきた。彼が海の事故で亡くなって、はや10年になる。吉祥寺のサムタイムにいくと、彼の愛用したドラムが
置いてあって、まだこの現象世界にいるような錯覚になる。

朝のニュースを聞いていると、新幹線や飛行機、高速道路も、帰省する人で混雑しているみたい。
二年ぶりにふるさとに帰る感慨や家族のありがたさを、噛みしめている人も多いのではなかろうか?
災害も地震も多い上に、隣国が戦争になってしまって、「今日と同じ明日がくるとは限らない」という
のが、常識になりつつある。「今ここ」を大切にして、毎日を感謝しながら通っていくこっちゃ。

終身雇用で、定年まで同じ仕事をして、0金利の銀行に貯金し、老後は年金で・・
という金太郎飴みたいな人生はもうおしまい。「卵をおなじ器に盛らない」という提言のように、
外貨貯金をしたり、仮想通貨にしたり、円が紙屑になりそうになったら、金とかに交換したり、それぞれが
リスクヘッジをする時代になったようだ。こないだ銀座の隕石カフェで、若い高校生が隕石を買っていた。
彼らの世代は、バブルも知らない、親の給与はあがらない、自分たちの時代は、年金制度も壊れ、ひょっとしたら
日本の国家も?みたいな意識がしっかりあって、「自分の道は自分で」という気骨があるように思う。
投資やビットコインのことなども詳しく、それで稼いだお金(もしかしたら仮想通貨)の一部を、「隕石で持つ」
ということらしい。新しいマネー学を聞いているような気がした。

ぼくは、お金持ちではないけど、「隕石粉のセラミック」は、たぶん世界で一番もっているかもなんばん。
そのうち、新しい基準の長者番付ができたら、なんやらいうアメリカの電気自動車の社長や、ビルゲイツやIT長者たちを抜いて
「気が付けば、時代の先頭」にいるかもなんばん(笑)

でも現実は、今日も朝から、「びん棒」という名の「のし棒」を振り回しながら蕎麦を打ち、能登七輪の上で
ガラガラと焙煎機を手回しし、なんとか命脈を保っている。そんな暮らしを中島みゆきは「しあわせ、といいます」
とは歌っていないか?でも「幸せなそのひ暮らし」というのは、なにとも比べようがなきくらい、いい。

今日明日は16時まで。それから「蕎麦打ち教室」
将来長崎で「そばや」をやるのが夢のそばもんくんがやってくる。
昨年特訓をした「くまもん」も、いよいよ熊本で蕎麦屋をやるらしい。
神楽坂で料理屋をやっていた主人が、島原に移住して、小浜と言う温泉地に料理屋を開店した。
「彩雲」という。女将が味噌作りにきたので、仕込んだ味噌を先月小浜におくった。
「豆の旅」だ。