春の能登路は桜が満開!

昨日、能登にやってきた。
妙高高原あたりは、まだ雪がのこっていた。近くの田圃も、田植えの準備に入ったところは水が
はってあり、まだのところは、雪が積もっていて、あたかまも「雪と水の市松模様」で、水面には
畔道に咲く桜の木が映っている。なんともいえない花鳥風月。

妙高の道の駅で、山菜などを調達し、氷見の「すしのや」ですしをつまみ、能登路へ・・・
桜がほんとうにきれいだ。能登人も、田んぼの準備、朝は海で海藻をとったり、麦畑仕事など
それぞれ忙しい季節なので、都会人みたいに、わざわざ「花見」というのはやらない。
花も、@どうだきれいでしょ、とは思って咲いていない。「ただ咲いているだけ」だ。

まだまだコロナで時間や経済がとまり、「違う生き方あるはずだ」みたいに、生き方を考えなおすいい機会。
「田舎暮らし」も、その選択肢のひとつ。ただ、都会で得る収入を確保したい、とか、便利な都会の暮らしを
捨てがたい、というのでは、なかなかうまくいなないようだ。
桜に見習って「ただ、そこで生きる」という覚悟が必要かもなんばん。ただそれだけで、OK牧場やと思う。

家について、いつものように、留守中も、家や畑やもろもろお世話になっているご近所さんに、珈琲豆とそばを
お礼のつもりでもっていく。お返しに、ハチメ(めばる)、さざえ、のり、山菜・・・がやまんごとやってきた。
ほんとうに、これだけで、10日暮らせ、自給自足率120%くらいだ。
明日は、長崎からなつきくん、じゅんちゃんが遊びにくる。ふたりは、押上から口之津(くちのつ)に6年くらい前に
移住した。その時、引っ越し祝いに「蕎麦道具」を一式おくった。そして、何度か近くの公民館や、廃校になった小学校で
「蕎麦会」をやることになった。ブログの写真(黒板の前でそばを打っている)は、その時のもの。

口之津、能登の志賀町、新潟の村上は、昔から船員さんを輩出する3大土地だ。
明日は、なつきくんに「能登炭火焙煎」を特別伝授したいと思っている。焙煎した後、残った
炭火で、ざざえを焼いたり、ワカメのしゃぶしゃぶをつくって、久しぶりに楽しい談論風発の日のなりそうだ。感謝。