能登牛筋カレーライス

今朝はちょっと寒い。
厨房の中に、「びんぼう」という名の、そばの「のし棒」がおいてある。
ときどき、胡桃油とか、ホホバオイルで、磨いてあげる。今朝はそのホホバオイルが
凍っていた。南米の砂地に育つホホバの木、そこで抽出されるホホバオイルは摂氏10度以下
になると凍る。朝そばを打つ時、ひとつのメルクマールにな~る。
寒い時には、そば粉に水が入りやすくなる。最後の化粧水という仕上げの「一雫」(ひとしずく)を
油断して多めに入れたりすると、そばが台無しになる。
余談ではあるが、ホホバオイルというのは、油なのだが、皮脂を体外にだしてくれる働きがある。
化粧水以上に、すごい。「若いとき、いろんな化粧水をぬったぐったけど、結局何もぬっていない『おしり』
が一番きれい」と悟る前にお試しを・・・

毎日、味噌作りが忙しい。昨日は「せんしゃくん」一家が味噌をつくりにきた。
もう10年せんしゃ、もとい選手。彼は「びんぼう」がつくほど器用で、そばも、すぐに
師範代レベルになった。でも継続は力なりの実力を軽視する傾向(器用なひとの特徴)があり、
しばらく「びん棒」を振り回していない。昨年末に「年越しそば」を久しぶりに打ったけど、
普通のそばもんに成り下がりだった。ま、人のこと・・どうでもよかばってん。

100人ちょいの「醸しびと」(味噌作りの人)のうち、10人ちょっとが、シンコロの陽性や
濃密な関係のために、スケジュールの変更余儀なしだったり、「おまかせコース」に変更だったり
した。ニュースで発表されている以上に、感染者が多いような気がする。
糖尿病や高血圧や通風の人みたいに、「一生薬やワクチンを打ち続ける」というような人生になるのかしらん?
昨晩仕事が終わって、「能登牛筋カレーライス」を食べながら、秩父で調達した「イチローズモルト」
のロックを飲みながら、そんなことを考えていた。
普段は、好んでカレーを食べない筆子さんが「このカレー、月曜日だけの限定裏メニューにしたら?」
とツイートした。

そんなわけで、「月曜の朝は卵かけごはん」。どうぜ、ご飯を炊くなら「月曜限定の裏メニュー・能登牛筋カレーライス1000円」
ヨガの日に、二階で女子がヨガっている合間に、こそっとまかないで食べていたものを、裏メニューにします。
ごはんがなくなりしだい、おわり(でも、能登牛筋カレーそばは、OK牧場)。感謝。