♪毎日毎日・・ぼくらは鐵板の・・・じゃないけど、味噌作りに明け暮れる毎日。
「自分で味噌をつくる」が大原則だが、忙しい人、Uターンや、Iターンで、移住した人たちが
「どうしても」という場合は、「丸投げコース」というのを用意した。
今年は「いきなりステーキ」みたいに、はじめてお店にきて、味噌作りをしって、しかも近くに住んで
いるにもかかわらず、「丸投げコース」を希望する人が多い。加えて、コロナにかかって、自宅待機の人
などもいて、やむなくコース変更というのも多い。
味噌作りにも、「時代」の変遷がある。そのうち天真庵にも菌活ロボットが登場し、味噌作りや醤油などを
つくる教室ができたりして・・・
味噌作りの人の何割かが、「梅干しつくり」(梅シロップ、梅味噌もある)に参加される。大豆は乾燥していて
保存がきくけど、梅干しは6月末に能登でつんで、車でもってくる、という荒業をやっているので、梅仕事が
できる期間が、すごく短い。ので、圧倒的に「丸投げコース」が人気だ。
コロナで二年間やっていないけど、東京から能登にきてもらって、梅とりと梅仕事をするコースも人気だ。
参加する人たちのことを「梅林ガールズ」という。将来「田舎暮らし」をしたい、とか思っている人は、
いろいろ勉強になるのではないかと思う。「仕事をするのに、お金を払う」ということに、疑問をもたれる
都会人もあまたいるのではないかと思う。アホくさいし、そんな人は時代においていかれるよ。
「仕事」「労働」に見合う対価として「お金」をもらう・・・・という公式をぜんぶにあてはめると、
人生が奴隷みたいになる。「こんなに働いているのに・・・」とか「こんな低賃金ではやっていけない・・」とか・・
仕事そのものが、楽しくなくなる。「仕事」=「遊び」という次元に到達すると、毎日が楽しくて
しかたがなくなる。まわりで、ものつくりをしている若者たちと接していると、そんな「遊び感覚」で
仕事をしている人たちが、この新しい時代に、イキイキとしているように思う。
最近、ひさしぶりに優秀な「そばもん」が道場に入門した。
真剣に集中講座で蕎麦打ちの基礎を覚え、今週から蕎麦道具をそろえ、自宅で毎日蕎麦を打っている。
まだまだ「きしめん」みたいな太いそばだけど、そばの光沢が未来を照らしているようにキラキラしている。
お茶とか、お花や珈琲もそうだけど、そばも、「習ってる間」は、ろくなもんじゃない。
生活の中の流れの中に入れると、手前の順序やハウツーなどどこ吹く風のごとくの、清風が暮らしの中に流れてくる。
昨年の秋にできた銀座の隕石カフェから、また大量の珈琲豆の注文と、新しい珈琲カップを近々お願いします、
とメールがきた。松屋の裏にあり、数々の老舗ひしめく「銀ブラ聖地」(銀座でブラジルを飲む)にあって、
わずか半年足らずの間に、珈琲店としても頭角をあらわしてきた。
「銀座 隕石カフェ」で検索したら、「辛酸なめ子」さんがカフェにいった話がおもしろくのっている!
どんな道も「念ずれば花ひらく」だ。彼らに言わせると、「これも隕石効果」らしいが・・