元旦朝焙煎・・・

毎年、立春には、知り合いの酒屋さんが、佐野の酒蔵にいって「立春朝搾り」
というありがたきお酒を配達してくださる。
そこの酒蔵さんが「はしり」で、その輪が全国に優美に広がり、各地で
同じようなお神酒酒のイベントが増えているようだ。

昨年の立春あたりから、いろいろな世の中の潮目が変わったような気がする。
突然、不思議なアイピローが注目されたり、令和版の「元気シール」ができたら、
知らない多くの方々がネットから注文をくれたり、直感的に「これからは炭火焙煎がよかろうもん」
という天の声が聞こえ、いろいろな珪藻土の七輪や、炭を取り寄せ、珈琲の生豆を見直して
いたら、たまたま〇俵か買ったモカが、世界三位のお墨付きをもらって、その豆を炭火で焙煎
してみたら、これまでの東京ガスを使ったものとは、宇宙レベルなくらい違った珈琲ができあがったり・・・
銀座や京都や北陸や九州の「これまで取引のないところ」から注文がきはじめ、今年も元旦から
能登の珪藻土七輪に、珠洲の大野さんの炭をおこし、ガラガラと手回しする日々是好日なこと。
「立春朝搾り」に対抗して「元旦朝焙煎」にして、知り合いの神職に頼んでお祓いをしてもらおうかしらん?

でも焙煎する時には「まかはんにゃはらみた・・・」を唱えながら、お豆が成仏できるごたお願いしとるけん、よかか?
最後の「ぎゃーてー ぎゃーて・・・」いうところが圧巻。「さあ・・・涅槃の国にいこう」みたいな意味かね。
人生の晩年、涅槃(あの世)が見えてきたら、希望をもって、「死」を手中にいれる、そんな感じやろうか。
般若心教の教えの「空」の仕上げみたいなもんやね。喰って、くそして、寝る・・そちらの「喰う」
も大事やけど、空っぽでにゅーとらるなこころになる、のが一番大事なのかもなんばん。

能登で毎月汲んでくる不思議な水「藤瀬霊水」も、そばや珈琲につかっているので、
体の7割の水が、霊水が浸透しはじめ、林住期という、人生のおわり部分の「攻めの養生」
の土台作りみたいなものが、自然とでき始めてきたように思う。あとは、
「うきうき」するような気分の中で、いろいんな邂逅などで化学反応を楽しみながら、
さらさらと水が流れるように、気ままに自由に毎日を笑いながら生きていければ最高やね、ほんなこて。感謝。