そんなタイトルの本を古本屋でゲット。
アフロお姉さま、「稲垣えみ子」さんの本だ。
朝日新聞の社員(といっても、論説などを書いていた優秀な女子)が、アフロヘアにし、
50にして会社を退職し、冷蔵庫もエアコンもない部屋(もちろん、貧乏ではなく、彼女の流儀)
に住み、令和版「おひとりさま」よろしく、酒場にて「一人飲みデビュー」をすることによって、
人生がかわった、というエッセー。下のページには、笑いながら赤鉛筆で塗り手繰った。
「人生を大きく見せる」という愚
。。。
だってですよ、ふと世間を見渡せば、私だけではない、この根本的な問題に気づかず居場所作りに
ことごとく失敗し、人生を棒に振っている人がいかにたくさんいるいることか!
何しろ人は居場所さえあればなんとか生きていけるのだ。現代人はすぐ「お金さえあれば」
と言いたがるけど、金が唸るほどあったところで、居場所のない人生は間違いなく地獄である。
(略)
だが「自分を大きく見せる」が通用するのは、実は「競争社会」だけだったんじゃないだろうか。
なんと世の中には「競争していない社会」といういうのが存在していたんだよ実は!
それは例えば、家庭であり地域であり・・そして、そう居酒屋である。
水曜日、歯医者への往復の電車の中でこの本を読み、
お店にもどったら、お仕覆女子たちが、忘年会をしていた。
一年かけて、「ぬる燗陶器」を持ち運べるお仕覆をやって、ようやく完成して、それで燗酒を飲む、
という企画。残念ながら完成は年をまたぐことになったが、「ひとり飲み女子」が3人、
盛り場に羽ばたく年になる前夜祭みたいな忘年会やった。
その本「ひとり飲みで生きていく」(朝日出版社)の結びを紹介しとく。
今年は「ソロキャンプ」が流行ったけど、来年は女子の「ソロ飲み」が流行りそうだ。
そう一人飲みとは、人生の罠から抜け出し、真に自由な人生を歩きだすための第一歩なのである。感謝(この二文字はねつ造)