アナスタシア・・・

小春日和のある日、おかまのMくんが、「古本屋で5万で売っていたので、兄さんに10万で売ってあげる」
といって、お店にもってきてくれた本がある。「アナスタシア」。その後、「響きわたる杉シリーズ」
というこの本を全巻買って読んだ。日本は10万円の子供支援手当を支給することさえ、右往左往している。
思いっきり、ベーシックインカムにして、アナスタシアの国ロシアのように、国民に平等に土地を与え、そこで自然に寄り添いながら
自給自足に近い生活に戻す、ということが、そろそろ必要な時代になってきたんじゃないか、と思う。

5年くらい前、まだ能登に移住する前にも、Mくんが「100年の梅仕事」という本をくれたことがある。
それから、梅茶翁の敷地に20本の梅の木があって、梅の剪定、雑草とり、収穫、梅干しや梅シロップや梅味噌作り
が始まった。ときどき「ちゃねった?」と思うようなことがある不思議なおかまくんだ。
そんな流れで、朝まずめに雑魚を釣り、田んぼや畑までやるようになった。秋は栗や柿が、自然の恵みをくれ、先月は稲を収穫した。
「のくら暮らし」には、そんな様子を毎月紹介している。「畑を耕さない人は、不耕な人だ」といった哲学者がいたが、
稲が収穫でき、先週お祝いの会をやった時、「口福な生活が始まった」と痛感した。お金はなくても、「ゆたか」や「ゆとり」
を実感できる生き方。

昨日は午前中に焙煎をすませ、中能登の天日陰比咩(あめひかげひめ)神社に向かう。
サントゥールのジミー宮下さん三輪福さん奉納舞の神事が執り行われた。
厳かな神事が終わった後、ジミー宮下さんに「久しぶり」と挨拶したら、「なんで能登におんの?」
とびっくりされていた。ジミーさんは、鹿児島生まれ、若いころ事業で成功され、今風でいう大きな財産を得たが、
全部捨ててインドに渡り、サントゥールの大家に師事し、今は彼のほうもその世界の重鎮になられ、岐阜の
山の中で自給自足な生活をしながら、音楽活動をされている。
突然彼が「今日は近くに住む友人が、これから杉の種をこの神社に植える行事がある」といった。
そこでピンときたのだが、岐阜で直日(なおひ)という出版社をやっている岩佐昌子さんがそこに
いた。「アナスタシア」という本をずっと監修し、出版する会社の代表。
もの静かな話ぶりだったけど、アナスタシアのメッセージを具現化しようという思いを持つ女性が、その候補地のひとつに、「能登」
に白羽の矢をたてた?という日でもあった。
今日は、「ほぼぶらじる」を買いにくるお客さんがいるので、これからまた焙煎。
明日の朝、藤瀬の霊水を汲みにいき、東京へ向かう。感謝。