梅の木を剪定。

昨日は、近所の梅の木の剪定。
外浦の風、ことに冬の海風は強い。どの梅の木も
海風のせいで、里山のほうに向かって曲がっている。
厳しい自然の中にあっても、懸命に生きてきた証がそんなところに残っている。
そして、この冬の最中に小さな蕾をつけて春をまっている。
剪定は花が咲く2か月前、つまり11月から12月にやる。

昔から「桜切るバカ、梅切らぬバカ」という。この季節に梅を剪定すると、とても元気になり、
春一番をつげる華憐な花が咲き、梅雨の雨をあびるごとに、大きな実をつける。
剪定は、太陽に向かって元気に伸びている枝を残し、反対に下向きの枝は、切る、が基本。
でも枝が密集しているところは、さにあらずで、間引きをする要領で、適当な塩梅で間隔を
あけて剪定する。そんな風に剪定をすると、太陽光が枝の間からまぶしくなって、光合成が盛んになり、
木が元気がなっていくことが、人間にもよくわかる。

剪定を終えた夕方、おばあちゃんが「ありがとう」といって、大根と白菜と、白菜の漬物を
もってきてくれた。これもまた原始的ぶつぶつ交換だ。
コロナもだいぶ治まってきたので、おばあちゃんちにも、東京や金沢にいる息子さんや娘さんや
お孫さんたちが、二年ぶりに帰省する正月がもうすぐ。一日千秋の気持ちのようだ。

今日は、梅茶翁の梅の木の剪定。
20本くらいあるので、一日仕事だ。
銀座のカフェなどから、炭火珈琲の注文がきたので、明日は朝から焙煎三昧・・・
けっこう忙しく充実している能登くらし。感謝。

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