能登から能登牛すじを連れてきて、「能登牛すじカレー」と「能登牛すじそば」
なる新商品をつくったら、思いのほか人気商品になりつつある。
ぼく個人的には、一週間に一回はカレーが食べたくなる。月に一度、「ゆるゆるヨガ」
の時は、みんなの蕎麦の準備をしながら、一階でカレーを食べる。
二階でヨガっている女子たちは、「あ~ん(へんなこと想像しないでね)、カレー食べてる」とバレバレなのだが、ヨガもカレー
もインドゆかりのものだし、「よかろうもん」という感じで勝手に食べている。
呉とか横須賀あたりの港街には、「海軍さんのカレー」なるものが残っている。
海の上で暮らす海軍さんたちは、日ずけの感覚がなくなるので、毎週金曜日がカレーの日
だったみたい。昔から腹が減ったら戦にならぬ、という腹の虫を、カレーがおさえていた歴史
がうかがえる。
蕎麦屋では、昔から「そばやのカレー」とか、「カレー南蛮そば」なるものがあった。
天真庵も、山男たちに大人気のカレーのスパイスを戸隠の山小屋からお取り寄せして、「そばやのカレー」
を供してきた。もりそばを丼に入れ、その上にカレーと半熟の卵をのせるタイプ。
今日日の「つけめん」に、慣れたイクメンちゃんたちには、そっちのほうがいいかもなんばん、と、
今月から、漆の器に、能登牛すじカレーと能登のネギを刻んで、そばを別盛りにするスタイルにした。
自分的には、残ったカレーに「もち麦ごはん」をいれ、〆る、というスタイルにすると、
もっとこの時代にぴったりする感じもするばってん、なんか「ラーメン文化」におもねりすぎだと
思い、もう一歩のところでとどまっている。でも明日は休みなので、そんな実験をしたい、とか思いながら、能登牛すじを
今朝もことこと煮ておりまする。これもある意味「牛歩戦術?」
さっき、能登のココナッツミルクがきいたカレーのおいしいカフェから「炭火珈琲2kお願いします」とメール注文がきた。
能登にいる時に銀座のカフェから注文がきたり、東京にいる時に、能登のカフェや金沢のイタリアン
から注文がくる。
でも、反対になっても、「配達しない主義」ですが・・・・小生、運転はできるばってん、先天的に方向音痴
なのでござりまする。それにしても、「炭火珈琲」が大人気になってきた。
カレーそばの実験など、してる場合ではないかもなんばんカレー。
でも、「金沢カレーには能登珈琲がよく似合う」(太宰の「富士山にはぺんぺん草がよく似合う、のパクリ)も、いいな~ 感謝!