炭火焙煎の秘技を公開!

天真庵のHPに「能登で始める三日坊主の焙煎塾」という部屋をつくった。
稲刈りの前日、風が強かったので、能登の焙煎所(といっても、ただの倉庫)から「ネコ」(一輪車)に
七輪と焙煎機を積んで、母家の玄関に運び、炭火をおこし、焙煎機に生豆を入れ、般若心経をとなえながら
ガーラー ガーラー ガラソウギャーテ ・・・いいながら、生豆を供養し、昇華させる。
とても神聖な儀式。その模様を、天真庵のHPにアップした。感性のいい人は、炭火焙煎のコツを半分くらいは
飲みこめる、のでないかと思う。鮨の学校、珈琲の学校、そばの塾・・・だいたいプロになるためには、
100万円はかかる(それでプロとして喰っていけたら安い)けど、そのページの順番を家でやってみたら、
七輪と炭と手回し焙煎機(網だけなら3000円くらい)・・・一万円であなたも炭火焙煎士に・・・
焙煎する人のことを、最近世間ではロースターいうらしい。60過ぎたら老スター?

東京のテナントでは、炭火で焙煎、というのは賃貸契約の禁止事項に「やったらあかんばい」と書いて
あると思うけど、地方ではOK牧場の場所も多いと思う。薪ストーブ、とかペレットストーブなんかの「火」
が見えるのは、珈琲をうまくする演出としては最高峰にあると思う。そこで少し昔の、レコードかアナログ録音風のCD
で、バッハとかモーツァルトとか、ときには中島みゆきや島倉千恵子なんかを聴けたらいいね。

昔から、脱サラする時に「喫茶店でも・・・」というように、誰でもすぐ思い付きやり始める職でもある。
最近は、喫茶店がカフェという名前になり、もう一段軽く、けんけんでもするように、始める人も多くなった。
清澄白河ほどでもないばってん、ここ押上界隈も、スカイツリーという細い男根みたいなものができてからこっち、
雨後の筍のごた、いっぱいカフェができては、消えていく。浮世の無常のような様相だ。

まだいったことないばてん、同じ村で生まれた王子がつくった銀座の隕石カフェから、炭火焙煎の注文が
きた。銀座3丁目の住所を書いて、昨日発送した。
そこでは、久保さんの「能登ジェラトン(隕石粉いりセラミック)の珈琲カップで、天真庵の老スターが
炭火で焼いたせんべい、もとい珈琲が飲める。いっぱい770円なり。

今日明日は土曜日曜の時間割なので12時から16時まで営業。
その後は、「蕎麦打ち教室」  今日は「かよちゃんの弟子の音楽発表会」