風呂にマスクをつけて入ると?

稲刈りした夜は、お酒のメートルもあがったこともあり、ゆっくり深い眠りにつつまれ、
朝6時の「さざえさん」が気が付かなかった。
縄文時代の後期に、日本に稲作が伝わってけらこっち、みんなで協力しながら、米を
つくってきた歴史の末席に座ることができたばい、と思ってすがすがしい朝を迎えた。

帰る日の道順はきまっていて、ナビに「自宅」といれるだけ・・・あとはナビなしでいけるようになった。

七尾にある「藤瀬の霊水」を汲みにいく。この霊水をつかって、蕎麦・珈琲・お茶を淹れる
と、まったくベツモンになる。天真庵では、そうしている。「霊水公園」になっていて、直売所のじいちゃんに500円払って、
水を汲む。人が多いときは、タンク5本まで、というのがルール。
いつも平日の朝早くにいくので、10Lタンク5本と、少し(帰りの車で飲むぶん)を汲んで、
そこの直売所で野菜を調達。近所のおばあちゃんたちがつくる能登ネギが美味い。
「能登牛すじそば」や「能登牛すじカレーそば」なる華麗なそばの薬味は、地味だけど、滋味豊かな能登ねぎ
を使う。

その後は能登島の「みず」にいって朝食。千寿荘という不思議な水素水が出る民宿の家族で
経営している。(身内に重大な病気をかかえている人、一度、藤瀬の霊水とか千寿荘の水をためすといいよ)
その水に感謝して、食堂の名前が「みず」。あなどるなかれ、の名店。
いつもだいたい「焼き魚定食」(880)を食べる。焼ける間に、おまけの3皿のお惣菜を
食べていると、デーンと大きなブリのカマがやってくる。ふくらぎ、がんど、ぶり、と出世途中の
ぶりのカマ。昨日は「ほぼぶり」のような感じ。東京で食べたら、これだけで1000円はいく。しかも養殖もんがほとんど。

その後は「総湯」。加賀屋など、和倉温泉の元湯。原油価格は高くなる一方やけど、ここは480円。
まだお昼前だけど、コロナもだいぶおさまってきたので、観光客が増えてきた。
駐車場に車をとめたら、大学生4人がタクシーを貸し切りにして、隣に座った。

袖ふる縁じゃなかばってん、旅は道ずれ・・大学生と温泉に・・・
受付で温度をはかる。ぼくが36・7度。残りの大学生は、それより少し低い。
「ははあ、ぼくが一番」みたいに、精神レベルが少年気分で、脱衣場へ。いつものように静かに
クラシック音楽がなっている。

ヨコで脱いでる大学生たちが、パンツを脱ぐだんかいで、タオルを腰にまいて、片手でパンツを
おろしている。4人とも・・・
まるで「全裸になる作法」みたいな科目が、彼らの学校にあるのかしらん?
と思っていると、ひとりが「マスクはつけて入るのですか?」と上にマスク、下に白いタオルをまいて、
真顔で聞いてきた。変態の変形ビキニスタイル?みたいな奇妙キテレツ姿。
「ここは、ぜんぶ脱ぐと」といって、下のタオルをがばっととってやった。
5人で露天風呂につかる。いつもは、じいちゃんたちのご用達みたいな風呂に大学生。ワカモノの裸は若々しい。
そんな趣味ないけど、おしりだって、ラフ(裸婦)みたいにキレイだ。
なんてこと思っていたら、BJMのクラシックピアノが、ラフ(裸婦)マニノフになっていた。感謝。

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