渋柿を収穫 渋柿は干し柿にすると、甘い柿より美味いね!

能登の家には、柿の木がある。甘柿。ここ志賀町は「ころ柿」で知られる。
毎日収穫して、ひとつふたつ食べる。
隣の家との間に、渋柿がある。熟した渋柿を食べると、
渋柿のほうが美味い。また熟していなくても、蔕(へた)を焼酎につけ、
入れ物に並べて、ビニールをかけの三密にすると、「これ渋柿?」
というベツモノの味になる。

昨日、となりのひとが「明日明後日と大雨になるので、今日渋柿を収穫して東京
にもって帰って」と、籠とはさみ(高い木の果実を挟んできる)を用意してくれた。
うちにも栗の木と柿の木の木があるので、収穫の籠とはさみは倉庫に入っているけど、
せっかくのご厚意なので、それを借りて収穫。
熟した柿は、縄文人のように、その場で立ち食い。立ち食い柿。

最近百姓を始めた友達から、無農薬の生姜が届いた。明日の朝、東京に
向けて出発するので、今日は筆子さんが「ガリ」を作っている。
「佐賀のがばいじいちゃん」が月に一度すし会をやってくれてからこっち、毎年つくっている。
じいちゃんが天国にいって3年。ときどき、すし会をやる時に使ったり、カレーをする時に、
福神漬けのかわりにガリを使ったりする。

お返しに能登で焙煎した「炭火珈琲」をおくったら電話がかかってきた。
「せっかくの炭火珈琲なので、石臼はないけど、セラミックのすり鉢と棒(そんなものが世の中にあること知らなんだ)
で豆を削って飲んだら、天真庵の珈琲より美味しかった」とのこと(笑)
能登の海べりで炭火焙煎をするようになって、確かに珈琲の味が格段に進化しているように思う。
「これからの珈琲時間」にぴったりの珈琲カップと、ドリッパー、サーバーの新作もできた、と久保さん
から電話がきた。
いいもんは、古いも新しいもない。これからの時代は、そんなホンモノが活躍する時代ではなかろうか・・

急遽、今晩三輪福さんがやってくる。お互いにスローライフをやるつもりで、能登で生活しているが、
彼女が考案したアイピローや不思議グッズが、時代を迎えたのか、思いのほか注文がきて、みな手作業でやっているので、
おっつかない。うれしい悲鳴ではありまするが、「これからどうする会議」を、タコ鍋でもつつきながら、やる予定。感謝。