♪枯葉よ~

昨日は「卵かけごはん」。その時間に突然ものすごい雨が降り出した。
でも雨が降っても、槍がふっても、必ずきてくれるお客様(ひとりは通勤途中の電車を
わざわざ途中下車して、徒歩15分を雨の日は傘さし、槍の日は鎧兜(よろいかぶと)
を纏(まと)い、きてくださる。この神様みたいな人のために、能登休みは、月曜日の
営業がおわってから、が、ならわしになっている。9月からは、そのルールを少し変更して
「長めの能登やすみ」にするばってん(もう年なので、そろそろ軸足を能登の方に重心をかけまする)

お米より、小麦(パン)の消費量が多い、のは、パン屋さんの数と、スーパーで
並んでいる量でわかる。大手のだしてるショパン、もとい、食パンが、数か月も腐らないのは
なんでやろう?
輸入品、のみならず、大豆や大麦・小麦をつくる時に使う「グリフォサート」という枯葉剤は
なーに?ルーツはベトナム戦争の時に実験した枯葉剤。「ベトちゃんドクちゃん」って、昭和時代によく
テレビで話題になったよね・・・今は大昔の話だけど、その枯葉剤は、まだまだ幅をきかせている。
夏休みの宿題は、大人になってからはないけど、一度ネットで「グリフォサート」って検索して
見て、自分たちが毎日のように食べているパンや、ビールの材料の中身を、じっくり
勉強しながら、飲むとスカッとするかもなんばん。やはり「自分で確かめ、考える習慣を・・」だ。

話は変わって、珈琲豆をいれてもらっている商社の社長からメールがきた。
ぼくが、大変きにいって、能登の家の倉庫にも5年分くらいストックしている「モカ」
のなんやら農園(横文字が苦手で、なんでも、なんやらになる傾向あり)が、2021年
カップオブエクセレンスで銅メダルを受賞したらしい。SCAA方式スコア 90.37

「スペシャル珈琲」とか、特別な横文字を使って云々・・は、好みではないけど、このモカ
は、何十年ぶりにポーと恋したみたいに一目ぼれした。あげくに、隕石をつかって、
ドリッパーやカップなどを久保さんにつくってもらったり、最近は「輪花ドリッパー」
を、まわりのライバル店の人たちにも、「これ使ったほうが、いいよ」と、
「押上のおやじが押し売りにきた」みたいに、けむたがられたりしながら、宣教師のように
徘徊している。「アナタハ カミを シンジマスカ?」
昨日の夜も、銀座の某有名カフェから、「隕石カップ」の大量発注をいただき、久保さん
とメールでやりとりしながら、クロキリの水割りを飲んでいたら、日ずけ変更線を超えた。

ライフワークみたいに、全国津々浦々を車で旅しながら、ご当地の「よか水」を
試してきた。京都時代は、比叡山の湧き水、御所の横の梨木神社の水、東京では
しばらく「硯水泉」(けんずいせん)という富士山の伏流水を使っていた。
そして、能登で半分暮らすようになって、近くの山の中の「霊水」を毎月汲んできて、
そばや珈琲や煎茶に使っている。
「たかが水」なんだが、この生きた水に、ずいぶん助けられておりまする。
「還元くん」で水素茶をつくる時も、この霊水をつかっている。天恩感謝。