生のさざえを簡単に開く方法

昨日は、梅茶翁の3人(正確には、ふたりと一匹)が遊びにきた。
昼間はお店をやっていたらしく、5時にお店をしめ、かたずけをして
、夕陽が西国浄土に落ちていくような景色をみながら温泉にはいる「じんのびの湯」
で汗をながした後にやってきた。
宿泊業界では「夕陽スポットが見える部屋」があるところは、繁盛するし、なかなか
つぶれない、という法則があるみたい。これまでいろんなところを旅して、夕陽を見て
きたけど、「じんのび」が一番だと思う。ホテルもあるので、能登で極楽を味わいたい人
には、おすすめスポット。なんやらビュースポットホテル。

昨日は「さざえ飯」をつくった。
雨が降りしきる音がする中で、さざえを開いた。
今回は、新兵器をつかった。器具の名前は「サザエ開け」だ。
これがあると、さざえが10秒たらずで、胆までスルッととれる。
あとは、お米といっしょに炊くだけでできあがり。味つけは、お酒と醤油だけで大丈夫。

能登町に明治41年創業の「ふくべ鍛冶」がある。そこの隠れた人気商品。一番が「マキリ包丁」
口や文章で表現するのは難しいので、興味のある人は「ふくべ鍛冶 サザエ開き」
で検索して、動画を見てみるといい。さざえの殻をやぶり、中の構造をうまく説明しているので、
わかりやすい。都会では、実験材料の「生のさざえ」を調達するのは、大変だけど、
昨日も近くの海女さん初心者が、「食べるの手伝って」といって、さざえを40匹くらい
どしゃぶり雨の中、傘もささずもってきてくれた。「こんな雨の中・・・」
と恐縮していたら「さっきまで、海の中だったから、同じ」といって笑った。実に能登の女性はさっぱりしていていい。

たこ焼きのタコも、さざえ飯も、家の前の海でとれたもの。まさに身土不二であり、地産地消で
あり、「地球知足ばんざい!」と叫びたくなる。
ふたりの手見上げの「イカの塩辛」と、自家製「味噌豆腐」も筆舌が及ばず、だまって竹葉の
「奥能登」をグビグビ喉をならしながら飲む。

彼らは5年前に東京から移住した。そしてぼくらも、東京と能登の二股暮らし3年生。
それが、いっしょに梅の剪定や梅仕事をしたり、畑で野菜をつくり、田植えもする。
ぼくは、伝統的漁法の「タコスカシ」に、「タコヤン」で挑戦を挑み、2日に一尾は
タコを海の底から釣り上げる技を習得した。
もしかしたら、海近くの船小屋かなんかで、あこがれの「たこがれ」(タコのガレット)のお店を
始めたり、都会からやってくる移住希望者に「タコ釣り教室」なんかを寺子屋よろしくチーパッパ、
チーチパッパで、教えたりするかもなんばん。
タコの捌き方、というのも、さざえ同様に都会ではなかなかやる機会がないので、貴重な体験に
なること間違いない。学校や会社では、ぜったいに習うことができない「一生ものの技」。