水曜日に水の実験

飲食店は「水商売」と揶揄され、「みずもの」とか「せんみつ」(千にひとつしか成功しない)とか、
いろいろ勝手なことをいわれ続けた歴史がある。でも、人間はもとより、地球に生息する生きとし、生けるもの
の絶滅する確率は99・9%、つまり「せんいち」の確率だそうだ。

そんなことと少し関係するのか、食べ物やさんは水曜日を定休にしているところが多い。
もっとも、今は毎日が定休日、というお店もいっぱい。もうすぐ、緊急事態宣言の期限を迎えるけど、
禁酒法が発令された首都圏に、ふたたびお酒が解禁になるかどうか、お祭り騒ぎのボージョレ・ヌーヴォーの解禁日
とは、似て非なる日を固唾を飲みこむように待つお店や左党さんが、いっぱい。

天真庵も、水曜日が定休日。もっとも木曜日もそうだし、月に10日は「能登休み」で、看板の「寺子屋」も昨年の
緊急事態宣言からこっち、まったく休校?中である。ライブもやっていなく、毎日朝から晩まで、天真庵ゆかりの
大石組のジャズなんかを聴きながら、次の時代の夜明けを待っている。昭和35年生まれのカイザーというピアノは、
猛暑と湿気には弱く、熱中症にならぬように、7月に調律をお願いしている。
ちょうど、セシルが旅立って10周年にあたるので、7月17日にセシルを追悼して「大石学ライブ」を、人数制限でやってみる予定だ。

最近、能登から東京に戻る時、車に「能登の水」を汲んで40リットルほど持ち帰り、珈琲や
そばに使っている。珈琲は絶滅確率くらい「水」なので、抽出する味が別次元になる。20日間の営業で
40リットルでは足らないので、水曜日に「隕石含め、TQとか、いろんな活性炭やら・・」を使った浄水器を
設置してみた。「これのもとは東京水?」というくらい、清らかで、それでいてまあるい感じの水がでる。

東京はまだ梅雨に入っていない。能登もまだ?
でも梅雨のように、まとまった雨と、日差しが夏のようになってきたので、梅が「もいで」という声を発し
はじめたらしい。毎年6月だけは、月末に「能登やすみ」をとって、梅仕事にでかけていたばってん、
急遽、来週にいくことに、本日あたり三輪福さんと相談してきめる予定だ。
梅やお野菜も、「水しだい」というか、空気や水やお天道様の力がなければ、
100%生きていくことができない。やはりぼくたちは、「生かされている」
と謙虚になって、この素晴らしい環境に感謝しながら毎日を通っていかねば、ばちがあたるっちゃん。感謝。