今年から土曜日・日曜日とも16時まで営業で、その後は「蕎麦打ち教室」を
やっている。昨日は、新人の女子が入門してきた。
彼女のお父様は、長いこと蕎麦打ちを趣味でやっていて、家族や親類が集まる時に、
ふるまってきた。最近年をとり、体の調子が今ひとつぱっとしないので、蕎麦打ちを
休止しているらしい。そこで「バトンタッチ」と手をあげ(まだ家族には言っていないらしい)、
蕎麦打ちをやろう、と決心したらしい。
「大道無門」・・・学びの道には、いろいろなきっかけがあり、老若男女を問わず、門はいつでもあいている。
ぼくは、どうして「そばもん」になったのだろう?そばの神様といわれる「高橋さん」に習うきっかけは、
広島に「雪花山房」というそば道場を、高橋さんに依頼された建築家・白井さんが「ギャラリーをやるんだったら、
高橋さんに蕎麦を習っておくといいよ」といって、勝手にぼくを弟子にする段取りをつけてくれた。
高橋さんも、「長い付き合いだけど、彼が人を紹介するのははじめてで、おもしろい人がくるに違いない、と思って承諾した」
そんな感じがきっかけだ。
今朝、朝日新聞の「Globe」に、レーシングドライバーの佐藤琢磨さんが紹介されていた。そこで古い記憶が蘇ってきた。
ぼくがネット21の理事長をやっていた四半世紀前、まだコロナもないころ、新宿の日清フーディアムというところで、200人くらい
集まって、F1レーサーを目指す青年を励ます会をやったことがあった。IT業界の先輩に「彼の応援団長を頼む」といわれ、軽いノリ
で2年くらいやったことを思い出した。そんな縁で、その日清フーディアムで「蕎麦打ち」を体験した。確か上野のYそばの主人
が先生やった。そのころは、仕事が忙しく、ギャラリーもやり始めたばっかりで、蕎麦打ちはしばらく頓挫していた。
でもその会で、ぼくをサポートしてくれていたNさんが、当時はある政治家の秘書だったけど、その先生の後を継いで、今は
立派な?政治家として頑張っておられるようだ。そんなことを同時に思い出した。
今日もそんなわけで16時に閉店。その後は「蕎麦打ち教室」
明日の朝は「卵かけごはん」