筍が旬

「たけのこがしゅん」

昨日、一年ぶりに織田流煎茶道の先輩夫婦が京都から蕎麦を手繰りにこられた。
千葉に住んでおられるころは、毎週のように、自宅の庭に咲いている季節季節の
花を持参くださったので、天真庵においてある久保さんの掛花などの花器に投げ入れ、花を
愛でながら「そばやの昼酒」を楽しんでおられた。2年前に京都に移住し、
銀閣寺近くの古流の華道などに通いながら風流な隠居生活を満喫されている。
さすがに、昨年は一度も上京する状況ではなかったので、一年ぶりにあいなった。

手土産は「上林」のお茶と筍のたいたん。織田流煎茶道のご用達のような茶。
お返しに、「小うめ星」をあげた。京都の家の庭で、茶花を育て、畑もやっているようなので、
それをペットボトルに入れて、植物にあげると、元気に育つだろう。奥方が「私がその水を
飲んでもいい?」と聞かられるので「もちろん、OK牧場ドス~」と答えた。
「隕石の力」は、植物や犬猫ちゃんには抜群の力を発揮する。人、とくに殿方は「?な顔」するのが多いが、女性は
「平塚らいていさま」の言葉、『元始 女性は太陽であつた』を引用するまでもなく、宇宙と繋がっていはるような気がする。最近は特に、顕著になってきた。

筍は、すぐに能登産のワカメといっしょに「若竹煮」にした。
これをつくっておくと、「即飲み」ができるし、残ったものは、すぐに筍ごはんにできる。
能登の春は、近所の人たちに、やまんごと(たくさん)筍をいただくので、昨年はそれを
メンマ風にしたりもした。能登の春は、魚も山菜もたけのこも美味い。

今朝は、「塩鮭」を食う予定だったけど、急遽変更。
ごはんを研ぎ、早朝につくった蕎麦の出汁に使った、昆布と能登の椎茸をきざみ、
お揚げもきざみ、それらを炊飯器にいれ、甘醤油(醤油・ミリン・砂糖)を少々、「塩鮭」も切り身のまんま入れて、「炊飯」のスイッチオン。
焚きあがったら、鯛めしをつくる時のように、鮭の骨と皮を取り、しゃもじでまぜる。
このブログを書いてから食べる予定だけど、美味いと思う?

池袋にいるころは、3月いまごろに「南條観山展」を二週間くらいやっていた。
京都の「画廊天真」が、長岡京の近くにあったので、そこの主人が開催中に必ず、朝堀の筍を
新幹線で運んでくれた。しかも寝かさず、畑にあったまんま立ててもってこられた。彼は京野菜の目利きで、成功した後、画廊を運営していた。
長岡といえば、「錦水亭(きんすいてい) という筍料理の老舗があるくらい、
筍が美味い。京都の長岡にいく時は、いつもそこで筍料理に舌鼓を打ったものだ。

今日明日は16時までの営業。その後は、「蕎麦打ち教室」
今日明日とも、二組の「そばもん」が、びん棒を振り回し、
おいしい蕎麦を打ちにやってくる。
志ん生さんの名言ではないけど「貧乏はするもんじゃない、楽しむもんだ」と思う。感謝。

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