箱根山 駕籠に乗る人・・・

箱根山 駕籠に乗る人担ぐ人 そのまた草鞋をつくる人

よく選挙の応援演説に使われていた。
人には、それぞれ役割があって、わたしも一票を投じてくれた後には、身を
粉にして、働かせていただきます・・みたいな意味か?
それにしても、議員バッジをしたええおっさんが、国民に自粛を要請させておいて、自分たちは
キャバクラなんかにくりだし、「これが議員バッジやで~ぼりぼり・・」なんていったかどうだか知らないけど、
自慢できるもんいうたら、そのくらいしかないだろうから、たぶんそんな風体で遊んでいたのだろう。
世論におされて、議員辞職に追い込まれたみたいやけど、本来ならで切腹もんや。ほかのも離党ちゃうで、島流しで離島や。

昨日は、近くのカフェ「はらへる」の近所のお米やさんを改装して、庭を整えてくれた君たちが
「玉露」を飲みにこられた。織部の葉皿に、蕎麦豆腐に餡子をかけたものがお茶請け。玉露は蓋つきの茶器に
入れて「すすり茶」で楽しんでもらっている。備前の「湯冷まし」にお湯を注ぎ、三煎くらい味わってもろうた後に、
残った玉露の葉をポン酢で食べる、というコース。800円也。お茶にお金を出す、という文化や、家でお茶を飲む、
という習慣さへ失われてしまいつつある昨今。貴重なメニューだと自負している。
そこの施主というか、店主はぼくのお茶のお弟子様でもある。原田先生の下で、少し花も修行された。
ぜひ、坪庭つきのその場を、「下町文人倶楽部」みたいな形で活用していただきたいものだ。

さしずめ

長屋村 お茶を飲む人 入れる人 そのまた茶器をつくる人

そんな村が蘇ればいい。
黒船が日本にやってきた時、彼らが一番驚いたのが、長屋の子供たちが、「ままごと」
で急須をつかって、お茶を飲んだりして興じていた様子を見たことらしい。
(あんな小さなチャイルドたちが、ティーセレモニーをやっているボリボリ・・・!)

自粛で閉じこもり生活が、また一か月延長される見通し。しばらくは、「ひきこもり」が続きそうやけど、
そんな間にも、お茶やお花のお稽古したり、独酌の楽しみや、孤独の楽しみや、いろいろウキウキできる
ことはいっぱいあると思う。

昨日の閉店間際、赤須翔のギター教室に通うあかりちゃんが、珈琲を飲みにきて、
「また一曲できました」といって、新作の曲を披露してくれた。「絵空事で遊ぼう」。
NHKのみんなの歌にも採用されそうな感じの明るい応援歌。時節柄できへんかったけど、
「こころの中でハグしてるで~」といって拍手させてもろうた。名前のように、まわりを
明るくする役割のひと。

多士済々の人たちが、それぞれ「個」を磨いて、その人らしく生きていく。
そんな人たちが集う村が、ほんとうの意味での桃源郷。このうらぶれた感ただよう「押上村」
がそんな村として生き残れ、同じような村があちこちにできたら、日本の将来も明るい。感謝。

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