味噌つくりの初日

昨日は朝から寸胴で大豆や黒豆をことことゆっくり煮た。
最初のバッターは、一昨年に会社をやめ、陶芸家になった若いカップル。
今どき、陶芸家で飯が食えるのか?と老婆心ながら心配していたけど、そんな浅はかな親心を
いい意味で裏切り、すこぶる評判で、昨年はコロナで中止になったけど、海外でも個展を
やるほどの人気作家に上り詰めた。

先輩の「久保さんの作品」を丁寧に手にとってみている姿が、「ちゃんとした陶芸家」になった証みたいな感じがした。
平成生まれで、今年30になるけど、これからが楽しみなアーティストだ。

今日も夕方から、味噌作りをやるので、朝からストーブの上の寸胴が、いい香りを部屋中にめぐらす。
味噌のミソみたいなもにゃけど、昔のように、どこの家でも、まな板でトントンと、みそ汁も実や香のものを
切る音が聞こえるような日本にもどってもらいたいものだ。便利な時代になったとはいえ、「食」の文化は
大きく衰退している、と思う。いっそ、縄文時代あたりから、やり直したほうが、いいかもなんばん。

明日・明後日は、定休日だけど、味噌作りの日。