おからだ お大豆に・・

「オカラダ オダイズニ・・」
九州弁と関西弁は、かなり上手にしゃべれるけど、東北弁はエセに
なってしまう。唯一、「らしく」しゃべれるのは、味噌作りの時に
洒落る「オカラダ・・・」だけである。

北海道の大豆、5年前に大分の耶馬渓に移住して無農薬で大豆とお米をつくってくれているTくん、
そして、もち麦とか黒豆茶をお願いしている四国のMさんがつくってくれた黒豆が、そろった。
明日から、味噌作りが始まる。シンコロのおかげで、遠く(静岡とか名古屋方面からもこられていた)の人は、
参加できないけど、新人さんたちも増え、例年のような「菌活人(きんかつびと)」たちが、
「やる」と手をあげてくれた。
明日はさっそく有名な陶芸家家族が、三種類の味噌をつくるので、夕べみっつの寸胴に入れ、水を張った。
これから一か月ちょっと、お店は「味噌工場」みたいになってくる。昨年から家族になったペレットストーブ
も威力を発揮する時。火の見える空間というのは、じつにあたたかい。

あまり知られていないけど、天真庵には、「秘密の味噌蔵」がある。ここを改装してくれた中心人物の中西くん(芸大建築出身)
は、池袋時代からUNAといっしょに天真庵にしょっちゅう出入りしていて、そこに床下倉庫に手前味噌をつくっている
ことまで知っていたので、昭和20年に建てた古民家の一角に「秘密部屋」をちゃんとつくってくれた。そこに
2年分くらいの味噌が眠っていて、能登の味噌蔵にも、同じくらいの味噌を保管してある。
お金持ちではないけど、たぐいまれな「お味噌持ち」だと自負している(笑)

今日は天気予報では「雪」になっており、「明日は雪見酒だ!」と楽しみにしていたけど、冷たい雨どまりの様相。
雪見酒はよそう。

今日は日曜なので16時まで。それから「蕎麦打ち道場」。5年くらい前から蕎麦打ちをはじめ、3度目に
嫁さん(その当時は結婚を反対されていて、その相手の両親に挨拶しにいく時、その蕎麦を持参して蕎麦会をやった)
の家で蕎麦をふるまったDくんが、蕎麦を打ちにくる。彼の友達のTくんが、頼山陽が命名した耶馬渓(やばけい)で
農業移住をしたひと。みんな根っこが繋がっていてすばらしい。Dくんは無事結婚でき、今は3人家族で、近所で
幸せに暮らしている。そばの「つなぎ」が、つむいだ縁?

明日は月曜日。月曜の朝は「卵かけごはん」
大変な時代を迎えているけど、日々是好日よろしく、同じことを飽きずに、こつこつと感謝しながら通っている今日このごろ。感謝。