今年から、土曜日・日曜日も12時から16時まで営業。
それからの時間割で「蕎麦打ち」とか「珈琲塾」とか「金継ぎ」とか「お仕覆」
とか、適当な距離感を保ち、ぼちぼちやっていこうと思っている。
昨日は「お仕覆」をやった。昨年暮れにこられた「かっぽれ女子」が
熱燗器を買われ、「おうちで燗番娘」よろしく、酒を楽しむらしい。
ついでに、女子力アップをかねて、その器たちを包む「お仕覆」をやる、という熱い
「今年の抱負」を年末にかかげ、ことはじめ、ということにあいなった。
今回、UNA雪駄が、男子用3個、女子用6個できたけど、一昨日と昨日で男子2個、女子2個が嫁いだ。
池袋時代は、アーティストやセンスのいい人がいっぱい買っていかれた。うらぶれたこの墨田の街でどうかな?
と心配したけど、反対に「すぐなくなりそうだ」を心配している。
大事な道具を「包む」というのは、日本人の「始末」の原点やし、すごくこれからの時代にも
ぴったりの「生活の知恵」だと思う。ひゃっきんモノは、そのかぎりではないけど、おばあちゃんや親が
使っていた道具を、金継ぎしたり、手直しして、大事で割れやすい茶道具や酒道具や華道具などは、
家のタンスにしまってある古着を使ったりして、「お仕覆」にするというのは、気持ちも掃除や脱糞した時
と同じように「すっきり」する。
お花の原田先生を紹介してくれ、原田先生が天国に引っ越した後には、立花を教えてくださった武内さんが
二階でお仕覆の会をやってくださった。3年くらい前のクリスマスのころ、まだ50代だったんやけど、
突然天に召された。その後は、筆子さんが、その意志を受け継いで、ほそぼそながら、希望者がいると、
「臨時お仕覆教室」を開催している。一回や二回、12回、いや100回くらいでは、拾得せきる技ではないので、
「本気かどうか」を確かめてから始めさせてもろうてます。
せっかく、シンコロさんが、たっぷりの「考える時間」や「自分らしさを創る時間」をくださった
のだから、いっちょ、ここはシンコロさんに「ありがとう」と感謝して、新しいウキウキすることを
はじめられたらいいと思う。まだオリンピックなどをやろう、と、あきらめの悪い輩もいっぱいいるけど、
冷静に考えても無理ちゃう。毎日近くのスーパーのオリンピックに買い物にいく道すがら、そんなことを考える今日このごろ。感謝。