今年最後の卵かけごはん。
そして、今日が最終営業日。明日からは「自分で年越しそばを打つ」
のと「年越しそば」の引き渡し、地方発送。珈琲豆の販売は、OK牧場。
田舎へ帰れない人が多いので、今年は「東京で年越しそばを喰う人」
が多いみたい。
コロナコロナで明け暮れ、働き方、生き方、これからを、「哲」する一年やった。
人と接する機会が少なくなったぶん、人と接したり、出会ったり、ふれあったり、ハグしたり
することが、いかに大切かを痛感した年でもあった。
これまでバブルがあり、バブルが崩壊しても、グルメのブームがあり、ミシュラぬ国の星印
なんかに右往左往したり、「おいしいものを食べる」に躍起になってきたけど、自宅で慣れない味噌汁をつくり、
ごはんをちゃんと焚き、自家製の梅干しや、香のものを食べてみて、「外食よりも、自分ちの一汁一菜のほうがうまくて、健康てき」
だと気づいた人もあまたいたのではないかと思う。
「おいしいものを食べる」よりも「おいしく食べる」ほうが、各段にうまい生き方。
そして、おいしく食べるコツは、「いい友達(家族)」と食べることが一番。
「いい友達」を作るコツは、「自分がまず、一番いい人になる」ことだ。
坂村真民(さかむら しんみん)さんに、「一番いい人」というのがある。
「一番いい人」
何も知らない人が
一番いい
知ってても忘れてしまった人が
一番いい
禅の話もいらぬ
念仏の話もいらぬ
ただお茶を飲みながら
鳥の声を聞いたり
行く雲を仰いだり
花の話などして帰ってゆく人が
一番いい
別れたあとがさわやかで
過ぎた時間が
少しも惜しくない人が
一番いい (真民)