記録的な大雪になって・・・

今日は能登町の梅茶翁にいって、先月に引き続き、梅の木の剪定をやる予定でいた。
さきほど、三輪福さんから、メールーが来て、瑞穂の家の周りの雪景色がおくられてきた。
残念ながら、志賀町から山を越えて、たどりつけるかどうかが心配だし、たぶん梅林の
ほうは、50cm以上の積雪だろうから、軽トラでたどり着くのも大変やし、木にのぼれないし、中止になった。

こちらは、囲炉裏の部屋で読書をしたり、音楽を聴いたり、年末の掃除をしたりできるけど、
こんな大雪の中でも外で、大地を踏みしめ、春を待つ梅の木の魂に畏敬と感謝の気持ちがあふれてくる。

こないだ珠洲の大野製炭工場に炭を買いにいった帰り、雪降る能登路を小学生たちが、元気に
歩いて家路を帰っていくところに遭遇した。遠い子は、スクールバスで通い、近くの子は徒歩で
元気に通っている。自然の厳しい能登で生活する小学生たちの学力や体力は、全国平均をかなり上回っている、
ひょっとしたら、トップレベルにあるらしい。脳と体の動かしかたが、都会の子とダンチだ。

そんなことを思っていたら、小さな靴の跡が、長~く歩道についているのを発見。「この道をひとりで帰っていったんだ」
と感慨深くながめていたら、その足跡が突然消えた。気になって、運転手の筆子さんに車をとめてもろうて、
足跡がきえた場所まで歩いていった。そこには小さな祠(ほこら)がある神社で、小学校の低学年らしい男の子が、
雪のつもった小さな傘を傍らに置いて、神様にお祈りしていた。
御簾(みす)というか、とても神聖な気持ちになって、こちらもこうべを45度垂れた。普通にあちこちに「祈り」がある能登。
今の文科省の教育では、行き届かない「根源的な学び舎」を垣間見た気がした。

珠洲の大野製炭工場から山道を降りた海岸線に「みさき小学校」がある。
校庭に大きな標語がかかげてある。ここを通るたびに、大きな声で標語を読み上げる。

「早寝 早起き あさごはん」

こんな小学校に通う子供たちは、しあわせだと思う。
自分も九州で生まれ育った。田舎はいいな、とつくづく思う。
明日はまた東京に出稼ぎ巡業。蕎麦粉をお願いしている農家さんから
「雪で帰れますか?」と電話。どげんしてでも、帰らないと・・・
ライブもあるし、「年越しそば」の注文も例年以上になってきた!感謝。

19日(土) 「大石 学 ソロ LIVE」

演奏:大石 学(ピアノ)

18時開場 18時半開演 ¥5,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)

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