「ぼくは縄文大工」と検索すると、おもしろい本がでてくる。
縄文人は宇宙人?日本の建築のルーツはそこにあるし、私たちの祭事などの宗教観や
生き方、哲学・・・縄文なるものにたくさんの「コツ」がつまっている。
人間はサルから進化していって、現在にいたる、というのが通説だが、サルのように
道具を持たず、器用に木にのぼることができなかった人間は、最初から木には登れず、進化したのじゃなく、あきらめて、
だから、石斧(せきふ)をつくって、木の皮をはいだり、木を伐採したりして、
「居場所」をつくっていったのだと思う。進化したつもりで、便利な時代に生きているけど、みんな「居場所」がなくて右往左往中。
これから「真価」が問われる?
ぼくは縄文大工 新刊(雨宮 国広著) 石斧でつくる丸木舟と小屋 (平凡社新書・946円)
天真庵のHPに「のむら暮らし」という部屋がある。
「能登真脇遺跡にいってきました」というところに、ひげ面の「雨宮さん」が、映っている。(その後の「縄文時代のお茶会」に、できあがった部屋の中がのってる)
ちょうど遊びにいった時、縄文住居の「柱」を石斧で掘っていて、運よく、そこに立ち会い、
お手伝いをする縁をいただいた。その日は、汗びっしょりになり、雨宮さんと柳田温泉にいき、
湯舟でふたりともゆでだこになるくらい、熱く語り合った。
ときどき「この人はバカ?」という人がいるけど、バカになりきった人だ。
サバイバル時代の「これからの生き方」のヒントもいっぱいつまっている。能登の真脇(まわき)縄文遺跡にいくと、何か不思議な声がきこえるよ。
1000円で、そんなことが学べるので、ぜひ読んでほしい。(とくに、これから世代の子どもを持つおかあさん)
今日はこれから、ボチボチ仕込みをしながら、明日から「営業中」の看板をだす予定。感謝。