今日は天真庵の文花の日?

今日は「文化の日」
天真庵の住所は、東京都墨田区文花1-6-5
よく「文化」と書いてくる間違いが多い。届くけど・・

昭和から平成にかわるころ、自分の会社が代々木にあった。
JR新宿駅の南口で降りて、文化服装学院の前を通って
すぐ、のところやった。そのころは上池袋に住んでいて、埼京線の板橋
駅から新宿駅を往復しながら、身過ぎ世過ぎ、をしていた時代。

話が飛んで、昭和50年代の京都。町中がカフェみたいだった。自分も「からふねや」
というところで珈琲三昧の毎日をおくっていた。
休みの日には、よく三条の「イノダ珈琲」にいった。本店ではなく、三条店(堺町東入る 高田渡 / コーヒーブルース  の世界)。
円形のカウンターがあり、その中に珈琲の名人・猪田さんが、若い看護婦さん
のように、テキパキと珈琲(そのころは、ミルクと砂糖が、最初から入っていた)を
お点前のようにいれる所作は、茶人そのものやった。

「からふねや」を卒業し、東京にでてきてからも、上洛する時には、三条店にいって、
猪田さんの珈琲を飲んでいた。ある時、「そろそろ引退します」といわれ、東京の住所を聞かれた
ので、会社の名刺をさしあげた。
不思議な縁やけど、それから毎年「文化の日」に、文化服装学院にて「猪田さんの珈琲イベント」
が行われ、案内状もいただいたので、参加させてもろうた。
「JR東海のテレビCMの一番最初に、猪田さんがでていた」。京都の顔であり、「おもてなし」を
体いっぱい使って表現され、「珈琲をいれるが人生」みたいな人やった。
「ひとつごと」を貫いた人の「本気」が、満ち溢れていた時代。
これを書いている途中、猪田さんの近況が気になって、「猪田彰郎」で検索したら、元気に
珈琲を入れてる映像がでていた。ぼくの書いた彼のこともでてきた。感謝。

今日の真民さん

「本気」

本気になると
世界が変わってくる
自分が変わってくる

変わってこなかったら
まだ本気になってない証拠だ

本気な恋
本気な仕事

ああ
人間一度
こいつを
つかまんことには