「能登」が10周年。

「能登」そんな季刊誌がある。地元の小さな出版社がやっているのだが、
今回は10周年記念号で「移住・定住スペシャルⅡ」だった。
表紙に、焼き締めの徳利に、薄(すすき)など秋の草が自然にいけてある写真。(京都桜田で修行
した料理人が能登で日本料理やを7月につくった。「一本杉」というお店。その彼の料理と生け花がのった)
昨年の夏に「いち」があった。その時の表紙は、蕎麦のお弟子様で、梅茶翁
の「しんごちゃん」のかき氷だった。

梅茶翁は、古民家を改装し、3年かかりで自作しているペチカにこの秋、火入れができた。
冬が楽しみだ。

2016年に東京から能登に移住して、イタリア料理店「ヴィラ デラ パーチェ」をやっている平田さん
が、海が見える元海の家を改装して、新しいレストランももうすぐ開店する。くだんの「日本料理屋」も、
海の家のイタリアンも、ひとり2万円くらいの予算。料理の素材や器の設えからいって、「そんなもの」
だと思うし、それに景色や空気などをいれると、「安い」かもしれない、けど、なんといっても「シンコロ時代」
がどう左右するか、などと思うとひとごとではない。でも「唯一無二」の世界を歩む時は、自分を信じて
すすむしかない。どうぞ、能登に旅することがあったら、「梅茶翁」「一本杉」「ヴィラ デラ パーチェ」

今後ますます、移住をしたり、そこにお店をつくって、定住したりのトレンドが大きくなってくると思う。
一番大事なのは、都会と同じく、いやそれ以上に「人間関係」が、大きくハバをきかせてくる。
「人間力」を磨く、というのは、スポーツジムに通ったり、カルチャーセンターで身につくようなものでは
ないばってん、毎日毎日を、出会う人たちに感謝しながら、通っていくことしかないのではないかしらん。
こちらは、還暦を過ぎて、新しい土地にきて、新しいことをやっているロートルだけれども、まだまだ
毎日毎日「知らんかった」というモノやコトと邂逅しながら、青春の真っ只中にいるような錯覚をしている今日このごろ。感謝。
これから東京。

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