能登くらし5日目

今朝の海は凪いでいる。おじいちゃんたちは伝馬船ににのって、アオリイカ
を狙いにいく。5時半くらいになると、港にある舟はほぼ空っぽ。
ほんとうに、みんな海が好きだ。

ぼくは、港の端っこにある岩場から、ルアーを投げて、ヒラメを狙う。
ヒラメは、海の底におられるので、沈むタイプのルアーにする。そうすると、
砂場だと大丈夫だが、この近辺の海は、ヤセの断崖や義経の隠し舟のように、断崖や岩
が多い場所。根がかりが多くて苦戦する。
「餌釣りにすると、アイナメやカサゴが釣れそう・・」そんな弱気な気分になるけど、
今年来年は、やはりルアーで、タコ・イカ・ヒラメを釣る名人になろうと思う。

しばらく岸壁で海を見ていたじいちゃんと挨拶。
じいちゃん「なんか釣れたね?」ぼく「今日はダメでした」
じいちゃん「わしは、若いころ舟でケープタウンあたりにもいってた。(うちの集落は船乗りさんが多い)
今年85歳になり、そろそろ舟を誰かにやろうと思う。いる?」
ぼく「ぼくは、オカズリ専門でいこうと思ってます」というと・・・笑いながら「そのほうがおもしろいな~」と。
最近「オカズリ」というのも、死語になってきた。狩り、も、釣りもしない「男子」ばかりが娑婆を闊歩しておられる。
還暦を過ぎると、モテキを卒業するので、釣り以上に、いろいろ工夫と努力をしないと、オカでは何も釣れないけど・・

近くの赤崎という小さな港町に「TOGISO」という「能登体験型の民宿」ができた。そこの主人は東京の天真庵に、ときどき
蕎麦を手繰りにこられていた。先月は、オープニングに「花火」をあげたらしい。地元の北國新聞に大きく紹介された。
今日も取材をうけるらしい。「都会の人たちに、能登暮らしのすばらしさを紹介したい」という、同じ志を持つ。
来年あたりから、いろいろジョイントしながら、発信力を倍音にしたいと思っている。

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