「腸内細菌はすごい!」で検索すると、佐々木淳さんの本が紹介される。
ぼくも3回くらい読んだし、まわりに体調をこわしたりした人がいると、ずいぶん貸した。
「目からうろこ」の本だ。
昨日、佐々木さんが蕎麦を手繰りにこられた。いろいろ質問したいことがあったけど、お客さん
でごったがえしていて、名刺を交換し、最後に「あの本は、これからの日本人のバイブルになりますよ」
といって、「またお会いしましょう」といって握手をしただけだった。でも、ひさしぶりの「邂逅」を感じた。
「健康で長生き」されたい人、家族やまわりに病気がちな人がいる人は、買ってよむ価値があります。
「腸内細菌はすごい! 」佐々木 淳/著 (ロング新書)
内容紹介
腸内細菌は、
◆病原菌の侵入を防ぐ
◆生きていくために必要な
アミノ酸・ビタミン ミネラル・ドーパミン
セロトニン・酵素を作っている
藤田紘一郎先生推薦! !
「これまでの研究者が気づかなかったところを
解説されており、
腸内細菌をはじめとした細菌類の働きについて
新しい見方を提示した」
【目次】
一章 私が出会ったこの細菌はすごい!
腸内細菌は人が生きていくために必要な物質、
アミノ酸、ビタミン、ドーパミン、セロトニンを作っている
鶏糞の臭いがなくなった
根っこがすごい、美味しい野菜を作る鶏糞肥料
牧場の牛が痔になる
ほか。
二章 この細菌とは一体何か
偉い先生たちにもわかっていない? 細菌たち
地球の歴史の中で細菌を見てみる
腸内細菌はどこからきたかを知ることはとても大切なこと
ほか。
三章 細菌の歴史は三八億年前
海の奥底で生まれた細菌
酸素を作ったのは細菌
動植物が棲める環境を作ったのは細菌たち
ほか。
四章 腸内細菌と土壌細菌は一緒!
腸内細菌研究の先生たちが言えないこと
野菜から栄養を作れるのは腸にいるセルロース分解細菌群
ほか。
五章 腸内細菌を殺す日本の食は安全ではない
単位面積当たりの農薬使用量は中国より日本の方が多い
「東京は蝉の声がうるさい」という、農薬で蝉がいない田舎
消毒剤が耐性菌を生む
ほか。
六章 腸内細菌のバランスの乱れが病気をつくる
クローン病や潰瘍性大腸炎も常在菌のバランスの崩れ
生活習慣病は個人個人の生活習慣が悪いのではない
ヒポクラテス曰く「人は誰でも百人の名医を体の中に持っている」
腸内バランスは一人一人違う
「善玉菌、悪玉菌、日和見菌」に物申す
ほか。
七章 細菌だらけが健康にいい!
口からお尻の穴まで細菌がバリアを
皮膚常在菌も病原性細菌の侵入を防ぐ
ネパールの田舎では怪我をしたら土を塗る
様々な種類の細菌がいるところは大自然の中
ほか。
八章 土壌細菌を飲み始めてどんどん改善したこと
一カ月で痔瘻の症状が出なくなった私
ウンチがいいということは腸内も快調
八八歳の母はケーブルカーを使わず高尾山を登ってしまう
シェフの作った〝えぐみ〟のない小松菜
土壌細菌がバランスよく土壌にいることが
ほか。
九章 人は自然に学べ
毎日晩酌をしているタヌキはいますか、
タバコをふかしているキタキツネはいますか 本当の自然農法とは
ほか。
著者について
佐々木 淳(ささき あつし)
土壌・腸内細菌研究家。30歳でビデオ制作会社を立ち上げ、
その後、マルチメディアコンテンツ制作に移行。
取材で細菌と出会い、以来20年近くにわたり細菌の研究に邁進している。
沖縄にバイオスフィア研究所を創設し、所長となる。
土壌改良、農業、畜産で土作り、安心安全な畜産に取り組んでいる。
これから「卵かけごはん」
日常茶飯の「食」について、まじめに考えないといけませんね。感謝。