昔、キンチョーの宣伝に、阪神の掛布が♪カ カ カ カのカッチャン・・・
そんな奇妙なCMがあった。昭和のお話。ところかまわず、「刺す」のでエロい?
今年は、ベートーヴェンが生誕して250年という節目にあたり、NHK-FMなどでも
よくベートーヴェンの曲が流れる。「GOTO・・」で無理くり人も出始め、暮れの「大工」、
もとい「第九」もなんとか「生」で聴けるような雰囲気になってきた。こちとらは、31日は
「年越しそば」で、外へいく気力も残っていない、というのが毎年の「大晦日」ではあるけど・・
第九と第五の「運命」が世界的に有名。「じゃじゃじゃじゃーん」でわかる。
昔、ヨネクラジムに「クレイジー・キム」という、くまもんボクサーがいた。(本名が金山俊二)
日本と東京チャンピオンになり、「いざ世界へ」という時に、世界ランカーに挑戦。
最終ラウンドまで圧倒的に有利だったけど、最後の最後にいいパンチをもろうて、
残り2秒のところでKO負けした。今は熊本に帰って、ボクシングジムをやっている。
彼の東洋タイトルに、角海老ジムの前田という「元日本チャンピオン」が挑戦したことがある。
その時に、前田が登場してくる時の音楽が「運命」だった。「今日は、自分がチャンプになる運命的な日」
という縁起をかついでリングに上がったけど、早いラウンドでテンカウントを聞いた。
大工もボクサー・・・みんなが知っているベートーヴェン。
昨日の夕方ラジオを聞いていたら「第三」の「英雄」がかかっていた。焼酎を酢橘割りで飲んでいたけど、
ウヰスキーのロックにかえて、じっくりと聴いた。この曲がナポレオンに捧げようとして作られたのは有名だけど、
その英雄というのがイタリア語で「エロイカ」。彼自信は、第九や第五よりも、その「エロイカ」
が「自作の最高峰」だと思っていたらしい。
東京から長野の伊那谷に移住し、3年くらい前に天国に移住した先輩のエッセーに、
「冬の雪の中で聴くのには、エロイカがいい」という文があった。
やっと、能登の家も音楽が聴けるような雰囲気が整ってきたので、今年の冬は
カラヤンの「エロイカ」を聴きながら、ウヰスキーを飲(や)ろうと思っている。
今日は毎年恒例の「かよちゃん教室」のピアノ発表会。
半年以上ぶりに、生のピアノが奏でられる。やっぱり音楽は「生」がいい。
11月の27日あたりから、シンコロで中止したプログラムを、ボチボチやっていこうと思っている。
時間が18時開場にし、人数制限しながら、ゆっくり日常をとりもどしていければ、と・・。
久しぶりに天真庵の「ライブ情報」が更新された。
上原英里ちゃんの「シャンソン」、新しくCDを出す「国貞雅子」、大御所「大石学」・・・目白押上の年末。