星のかけらがあなたを美しくする?・・・

ここ何年もテレビを見ない生活。春にテレビ局から電話をもらって、「有吉散歩」の取材を
受けた時も、「有吉くん?誰それ?」という感じだった。本人が、いの一番で入ってきたとき、「あ、あんたか・・」
てなもんやった。マツコさんは、押上に隕石直売所があったころ、お店に写真がはってあるので、なんとなく
わかっていた。「おかまのM」くんが、Lサイズになった、くらいの認識やった。

昨日の夜PCで「徘徊マツコ?」を見てみた。押上から銀座に栄転した「隕石直売所」の王子と
オンラインで再会する、というような内容だった。
マツコさん「最近なにか新しい商品はないの?」という質問に、王子「この隕石玉入りシャワーヘッドがでました」
というと、マツコさん「いくら?」と問い、「7万7千円」と王子が答え、「だいたいシャワーヘッドでそんなもんよね」
とマツコさんがコメントしていた。口は悪いけど、「やさしさ」のかたまりみたいな愛情あるオカマさんなんだ、と痛感。

能登の家にあるさつきの畑は母家から少し里山に上ったところの車庫の横にあり、そこまで水道が通っていない。
隣のおばあちゃんは、水道をひいてもらったら月1700円ほどだから、頼んだら、とすすめてくれたけど、その車庫は将来ホフグリッド(電気・ガス・水道をひかない)
な小屋にしたいと思っている。そこを焙煎小屋にして、炭で焙煎し、トイレはコンポスト、水は近くの湧き水を汲んできて(名水があるのです)、
珈琲をいれ、真空管の太陽光発電で湯をわかし五右衛門風エコ風呂・・・なんて構想をいだいている。その小屋の雨樋(あまどい)は、30cmくらい
切って、そこに常滑(とこなめ)の水甕(みずかめ)を置いた。一雨降ると、いっぱいにたまり、10坪くらいの畑の水まきには適量な水だ。
その甕は、お店の近くの鍛冶屋さん(故人)に、出刃と刺身包丁を頼んだ時に、もらったもの。
その中に、星のかけら(テレビで紹介されたシャワーヘッドの中に入れる小さな隕石玉)を入れている。だから甕の中の水は「隕石水」。
除草も化学肥料も加えず、ただときどき「星のかけら水」をまくだけ。でも、毎年おいしい辛味大根の収穫祭が晩秋に行われる。
「宇宙の力」「大地の力」を、その無為自然な畑の営みの中に感じる。

昨日は、天真庵を改装した芸大出身の仲間たちが集まって、酒を飲みながら、「夢」を語った。
能登くらしの仕上げは、また彼らの力を借りねばならぬところがある。その話はおいといて、
一合の酒をオマケした(笑)袖の下、みたいな、喉の下?。また近い将来、能登でワイワイいいながら、大人の「居場所」を完成させてみたいものだ。感謝。