金継ぎ教室が人気だってね!

9月も夜の寺子屋とライブはお休み。
長い春休みと夏休みと秋休み・・
来てほしい、でも来てくれると困る・・・二律背反するような心理の中を右往左往する。

今日はこれから「焙煎教室」。「珈琲塾」と「そば道場」は、シンコロで「生き方をかえよう」
と思っている人の中で、少し奇人の部類にはいる人が、ボチボチ入門してくる。
先日は、「金継ぎ教室」もやった。若くて美人さんがきた。メニューにもHPにも紹介していないけど、ときどき、入門
してこられる。筆子さんとマンツーマンスタイル(マンツーウーマン?)。

かたずけが一段落して「少し徘徊してきます」、と挨拶して、夜のお散歩。
いつもTシャツ一枚なんだが、💀の絵や、蛸の絵、「死神」とプリントしたもの・・・京都の
染色家の富夢さんや、河野さんらが描いてくれたTシャツをきている。ときどきセンスがない警察
が「ちょっと」と声をかけたりする。いわゆるショクシツ(職質)というものだ。

10年くらい前まで銭湯があったところを通りかかったら、後ろ30mくらいから、
「助けて~」という声がした。うらぶれた十間橋通りのまた裏通り、人けながにので、
その声の目標は、ぼくの背中の「かえる」か?と思い、振り返ると、ピンク色のシャツを着た
70過ぎのおばあちゃんがハイヒールはいて、なんとかザウルスみたいな歩き方しながら近づいてくる
。別れ話のもつれで、相手が包丁もって追っかけてくる、みたいな
緊迫感はないので、ゆっくりと深呼吸して、「どうしました?」と聞いたら、「酔っぱらって、自分の家が
わからなくなった」とのこと。先天的に方向音痴の自分としては、あまり不思議なことでないので、
「家の住所は?」と聞くと「京島2丁目です」とのこと。

「じゃ~キラキラ商店街の入り口あたりまでいけば、わかりますか?」と問うと、「はい、わかります」
というので、ひけたスナックのママさんとデートするみたいに、ふたりで下町散歩。
原公園という「たまる神社」のある、キラキラ商店街の入り口まできたら「もう、わかります」といって笑った。
ありがとうございます、の後に「Tシャツのかえるさん、かわいいですね」というので、
こちらも「ありがとう」と答えてわかれた。
年をとると、自分の家に「かえる」も一苦労する。
今日はドラえもんの誕生日。そんなおばあちゃんに、またひとつ近づいた。今日は酔って徘徊してみようか・・・感謝。

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