先週、女子そばもんのお弟子様家族がペニンシュラホテル東京に泊まった。
シンコロの影響もあり、格安プランで、家族3人で泊まり、豪華車で押上まで送迎付きで
6万円・・そんな話だった。あのホテルが東京にできた時、プールサイドに、いろいろな有名な陶芸家の
器をオブジェにして飾る、というプランがあって、久保さんの作品もどこかにある。
香港には、半導体の買い付けやプーアル茶の買い付けなどでよくいった。九龍島のペニンシュラ
もその時何度もいったけど、「高級」なイメージしかないけど、ペニンシュラとは「半島」
という英語。先入観というのは、おそろしいものだ。
peninsula(半島)は pencil(鉛筆)、penis(ちんちん)と、みんな親類みたいなものらしい。
それは、それとして、昔から「半島」が大好きだ。先月も島原半島と国東半島にいってきた。
縁あってそばのお弟子様が移住したり、その後も蕎麦会を4回やって、そばのお弟子様がどんどん増えている。
何度か書いたけど、南島原とこの能登の志賀町は、船員さんを輩出する街として、日本で三本の指に入る。
今朝もスクールバスが釣りにいく途中すれ違ったけど、バスに鹿の絵がかかれてある。「金印」で有名な九州の
志賀島の神社の守り神は「鹿」なのだ。景色もそうやけど、島原半島と能登はよう似とる。
先日、メロンが能登の家に届いた。宛名を見ると、「丹後」にUターンした女子そばもんのお弟子様だ。
「琴引メロン」というブランドで、丹後チリメンと同じく、丹後半島の新しい特産品として力をいれているようだ。
先月、山口と島根の境あたりで願成就温泉にいき、静御前のお墓を見つけた。諸説あるが、静御前の
生まれは丹後、というのが有力説らしい。各地に「元伊勢」が存在するけど、丹後の「籠神社(この)神社」
にいくと、「お伊勢は、この神社からやで」という声が聞こえてくる。ほんま。
どの半島も、今の交通インフラでは行きにくい場所にあるけど、行くとびっくり玉手箱、で、
住むとどこも楽園のような場所が多いような気がする。ありきたりの「ゴーツーなんやら」はやめて
「半島めぐり手形割引キャンペーン」でもだせばいいと思う。みんなが半島を旅したら、国の未来が変わると思う。
今朝は食べころのメロンをデザートにいただいた。限界集落の漁村が、一瞬にして香港のペニンシュラで過ごしている、
そんな気分である。「気持ちひとつのおきどころ」だ。これから、珠洲へ・・
陶芸家はみな化学者。昔から別名「やきものぐすり師」と呼ばれている。久保さんから、不思議な探し物を示唆され、半島のとっぺん、珠洲へ出発。
能登半島の中でも、格別なパワースポットだ。感謝。