月曜の朝は卵かけごはん

昨日は、暑い一日だったけど、今朝の東京は少し雨模様だけど涼しい風が吹いている。
先月の夏休みは、梅仕事のため、二週連続で「卵かけごはん」をお休みにし、能登で
梅摘む梅林ガールズたちといっしょにすごした。今月は来週だけ「朝ごはん」がお休み。

今日の夜から旅人になる。シンコロさんのおかげで、父の三回忌は中止にして、
家族で食事をする、ということになった。ので、まず福岡にいき、その足を、南島原まで
伸ばして、「蕎麦会」をやることに、あいなった。前回は100人以上集まったけど、
今回は、控えめに縁ある人たと、蕎麦を手繰りながら談論し風発する予定だ。

天真庵の「寺子屋」も今月までお休み。
おのずから「家のみ」が多くなっている様子。家で飲む時は、「まいぐいのみ」を
育てながら、ゆたかに過ごしてみたい。ぼくは家で飲む時も、車で移動しながら旅を
する時も、旅人がもつ旅茶碗よろしく、きんちゃく袋の中に、久保さんの志野のぐいのみを
包んでまいる。いく場所場所の空気や風によって、酒の味が変化するのが風流だ。
今回は長崎なので、少し大振りの斑唐津のぐいのみをリュックに忍ばせていく。

日本六古窯(越前・瀬戸・常滑・信楽・丹波・備前)のひとつ、丹波の若手(いや、だいぶおっさんになり重鎮みたいになってきた)の今西公彦さん
が、「呼應」という陶展を姫路の山陽百貨店(姫路市南町一番地)で、明日までやっている。
彼は最近地元の農家さんや酒蔵さんといっしょに、「播磨日本酒プロジェクト」を立ち上げ、
酒米作り、酒の仕込みを地産地消で地元の播磨の夢前町で行い、できた酒も、今西さんが、田んぼの藁で
釉薬をつくったりする「酒器」で楽しむ。なんともワクワクするプロジェクト。
「夢かなう」という日本酒があるが、夢前の愛情たっぷりで育った酒を、気のおけない仲間たちと飲む。
「夢」を語りつくしてもつくせない贅沢な時間だ。三密やステイホームで、飼い犬のように静かに過ごす
のをしいられてからこっち、なんとなくうつむきかげんで暮らすことの多いこと。
たまには、「今ここ」を胸襟開いて、呼應する一刻を持つのも、大切なことのように思う。
呼應・・・・お互いに通じ合う、お互いに楽しむ。巣ごもり時代は、へたすると気持ちも一方通行になること多し。
簡素だけど、すごく大事なキーワードではないかしらん。感謝。