今日は日曜日なので16時まで営業。
その後は「梅仕事」と「蕎麦打ち道場」 明日の朝は三週間ぶりの「卵かけごはん」
毎日、梅の香りにつつまれながら、珈琲とそばのお店をやっておりまする。
今年の梅は、朝どれしたものを、そのまま車でもってきたので、ロスが少ない。
とにかく、毎日毎日刻一刻と変化していくので、神経を使いながらやっている。
「東京のスーパーなどで売っている梅は、都会育ちなのか、色の変化がおそい」
というのは、なんなんだろう。味噌もそうだ。不思議なことが多い。
能登の家は近くに、総持寺(もともとこっちが本山)があり、門前といわれるその土地
には、精進料理のおかげで、おいしい豆腐屋さんがある。そのおかげで、冬は湯豆腐、夏は奴
が酒肴の中心に鎮座する。ばってん、その日持ちが、びっくり。一週間もちません(腐る)。
ようするに、防腐剤が余計に入っていないので、買って、封をあけたら、すぐに食べる、が基本。
東京のスーパーで買う豆腐は、10日くらい平気でしょ?パンは一月くらい平気で、同じ顔してはる・・・これって、やっぱりへん!
毎月珠洲のジャム屋さんにいく。退職した後、人生フルーツよろしく、季節の果物でジャムをつくっているご夫婦。
古希になられた。6月は、近所の農家のおばあちゃんが、自慢のトマトを手押し車にのせて、汗をかきかき、そこに
やってくる。それを間髪をいれずに、トマトジャムや、ケッチャップや、ピザソースにつくっていく。
先月は、トマトケッチャップしかできていなくて、それを買ってきた。
メニューにはないけど、夏にはときどき「トマトそば」をつくる。ほんとうは、
「能登そばUFO」のかわりに(梅が人気がですぎて、足りなくなって、今年は中止)、「のとまとそば」
を考え、畑でタイムなんかを植えていたのだが、ケッチャップもすごい人気なので、品薄になった(笑)
梅を仕込む量も、昨年より多くなったけど、「体にいいもの」を感じる感度があがった人が多い。
サイモンとガーファンクルの「スカボローフェア」という曲をときどき聴く。
お店をやっている時は、ほとんどかけないけど、蕎麦打ちや、酒を飲んでいる時は、よく聴く。
ちょっぴりスパイスの利いた反戦歌でもあるが、基本は恋愛のうた。
訳詞を読みながら聴くと、とても「これからの生活」の希望みたいなもんが、あらためてよく伝わってくるよ。
映画「卒業」に使われて世界的に大ヒットしたけど、シンコロ時代にきくのも、いい。
プランターや、畑で、野菜やハーブをつくったりしはじた人は、ぜひ聴いてくだされ。
♪スカボローの市へ行くのかい
パセリにセージにローズマリーにタイム
そこに住むあの人によろしく言っておくれ
かつて本気で愛した女(ひと)なんだ
・・・・・
1エーカーの土地を見つけてと 伝えておくれ
(丘の斜面に舞い散る落ち葉が)
パセリにセージにローズマリーにタイム
(銀色の涙で墓石を洗い)
海水と波打ちぎわのあいだの土地を
(ひとりの兵士が銃を磨く)
そうすれば彼女はほんとうの恋人になるだろうと・・