共に楽しむ

7月からライブを少人数(限定10名)でやることになった。
昨日一日で、満席になった。まことに、ありがたいことである。
ひと昔前までは、家族が一台のテレビで、ひとつの番組を、「共に楽しむ」
のが当たり前やった。歌番組もいっしょに聴き、同じ音楽をいっしょに聴く、
映画も悲喜こもごもの場面を、共に笑ったり、涙しながら観たものだ。

豊かになったのか、便利になったのか、テレビも音楽もスマホなどで、見られるようになり、
誰でもいつでも、勝手きままに好きな番組を見たり、聴いたりすることができる。
ぼくらの時代は「11PM」が見たくても、ガマン、という日々が続いたけど、ウソみたいな時代だ。

こないだブックオクで、「ビジネス書」を200円で買った。
タイトルは「エロい副業」(個人が個人にエロを売る一億総AV時代)鳥胸インターネット)。
昨日のおかまさんのように、特技があったり、特殊な免許など持ち合わせていない、普通の男子
(二度ばかり、いたしたことがあるので、童貞ではない、と本の中に書いてある・笑)でインターネットサーフィンだけを18年続けているちょっとオタク君が、
「ハメ撮りの帝王」「ブルセラ王」「ライブチャットの女王」「アフィリエイトの王子」
を、直撃インタビューする内容が、赤裸々につづられている。決して、歌舞伎町やアキバ
の奥深い怪しげな場所での特殊な話ではない。ごはんを食べた後、自分の部屋にもどり、勉強している
息子や娘さんたちも、昔深夜ラジオに興じた青春のように、淫靡な世界にスイッチひとつで入っていけるのが「今」なのだ。

「ハメ撮られ」している女優?や、チャットレディーが自分の娘や孫だったり嫁はんだったり・・・そんなことが日常茶飯になる、いや、もうすでになっている時代なのだ。
毎日、「コロナ」と「接客を要する飲食業」などの話題で沸騰しているけど、このあたりのエロい話は、蓋をされている感がある。
年ごろの子供さんのいる人も、自分のためでなく、家族のために『FCコンテンツマーケット』を、一度散策されてみるといい?。

シンコロの時代を迎え、鍋とか、家族で囲んで食事をするようなことが敬遠される時代になった。
核家族化が、どんどん進み、テレワークの普及で仕事仲間と顔をあわせたり、帰りに一杯やるような
こともどんどんなくなっていく傾向になる。風俗店も風前の灯火みたいになってくるだろう。
でも人間の根源的な欲求は、シンコロよろしく、見えないけど、身近な生活の中に忍びこんでくる、そんな時代か?

今日の真民さん。「共に」・・時代は変わってきたけど、一番大事な世界。

「共に」

花咲けば
共に眺めん
実塾せば
共に食べん
悲喜分ち
共に生きん

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