原始的ぶつぶつ交換 ぱーと2

昨日の朝、神社とは反対方向だけど、押上文庫の玄関に筍を一本、
ぬか、唐辛子をいれ、玄関のところにおいてきた。

2時ころ、文庫ちゃんが、「うど」をもって、珈琲を飲みにきた。
原始的ぶつぶつ交換・・・高級編?(高い、安いではない。価値がわからないと、迷惑されそうな
ものを交換した)

彼は松本出身で、山菜やきのこや、信州みそ・・長野の酒・・・身土不二を信条としていて、
ときどき、田舎からおくられてくる野菜や山菜などをもってきてくれる。
そのお返しに、能登からかえってくる時に、野菜や魚などをもってきたり。
無限的な原始的ぶつぶつ交換。ときどき、お互いがもっている器を交換したりもする。
なにせ、はじめてあったのが、青山の骨董屋。彼はその当時、音大の学生やった。

野菜にも旬があるように、山菜も自然の運行の中で、「体にいい」ものをその季節にたべさせてくれる。
山菜のあくは、毒消しになるので、冬の巣ごもりでたまった毒を体外に排泄してくれる効果がある。
ふきのとうしかり、うどは葉っぱまで捨てるところのない王様のような山菜。
野菜もそうだけど、山菜も「自然のもの」と「栽培もの」がある。東京では圧倒的に後者。
自然のものは、アクも強いけど、香りがベツモノでうまく調理すれば、薬になる。
コロナには、「苦いたべもの」がいい、という説があるが、「自然のもの」を「その季節」
にとる習慣をつけると、体がかわってくる。うどは、ビタミンが豊富なんに加え、ナイアシンなどが含まれていて
昔から田舎のじいさんばあさんたちは、春になると好んで食べて、回春というか、死ぬまで現役やった、とか。
民間療法でも、精神分裂症の特効薬として使われてきた。

あまりアクぬきしてももったいないので、いつも、鍋に水と酢を入れ、さっと湯通しして、
それをゴマ油でちゃちゃっと炒め、仕上げに醤油と酒かミリンを入れ(ぼくはかえしをつかう)
ておしまい。昨日は小石原焼きの器に入れ、若竹煮といっしょに、竹葉(能登の地酒)の友にした。

うちでは、パスタなど横文字チックな料理は並ばないけど、和風のパスタにしてもいいかもなんばん。

5月も自粛が続くので、営業は12時から18時。
寺子屋は、5月も中止。

明日は日曜日なので16時まで。それから「蕎麦打ち教室」
この「巣ごもり期間」に、料理の腕をあげようという人が多いみたい。
明日は新人のそばもんがやってくる。筍をくれた九州男児。
同じ風土で育った人は、魚にしても、醤油にしても「このみ」の傾向が似ていて、
そばも教えがいがある。ビシビシ鍛えてさしあげよう。      感謝。

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